格好に流されないピュアな恋愛物語

自分のクラスにいるはずなのに存在すら認識していない、勿論名前も知らない。だけどその男の子が実は物凄いイケメンだったら!

そんな想像したことありませんか? 男性の方なら地味な子が実は超絶美少女だったと思って頂ければ伝わり易いかもしれません。

そんな彼『青葉 五月』の存在に気付いてしまった『鈴木 梓』は本作の主人公でありギャルなのです。派手な見た目に反してなかなか家に帰ってこない両親の代わりに双子の姉弟の面倒を見つつ学業と生活を両立させる苦労人。

普段は派手な姿⇒実際はジャージに素っぴんボサボサ頭で日々の生活を生きる生活感溢れる『梓』

普段は地味な姿⇒実はピアスにタトゥーと派手な『五月』
正反対な生活を送る2人のすれ違う姿がもどかしく、いじらしさを感じさせます。

2人の裏表の見た目のギャップも魅力的ですが、心の奥に抱える深い闇を感じさせられたり、周囲の善意によるすれ違い、逆に迫る悪意の予感など読んでいてハラハラして「あ~違うよ、本当はこうなのに!」「あーもー急いで! 急いで!」って本人たちに伝えたくなるくらい物語に入り込んでしまいます。

色々な苦労はありますが梓のピュアな感じと五月の時折みせる天然な会話がクスッと笑わせてくれます。
この2人の恋の行方見守ってみませんか?

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