概要
満月の夜の月見坂で、僕たちは出会いました。
海辺の町の高校に通う坂本宗一郎は、海を見下ろす高台にある一軒家で暮らしている。
部活動が終わり、いつものように自宅へと続く「月見坂」を上って帰宅する途中、道中で出会う猫たちの様子がおかしいことに気づいた。そこには、多くの猫たちに囲まれ、うずくまる一匹の灰色の猫の姿があった。
部活動が終わり、いつものように自宅へと続く「月見坂」を上って帰宅する途中、道中で出会う猫たちの様子がおかしいことに気づいた。そこには、多くの猫たちに囲まれ、うずくまる一匹の灰色の猫の姿があった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人あるいは猫。感じる体温と寄り添う心に、優しくなれる物語。
彼女は罵られるばかりで、一つも良いことがない。そんな中、触れた体温に甘えてしまう気持ち、分かりますよね。
人が猫に寄り添っているのか。それとも猫が人に寄り添っているのか。お互いの気持ちに寄り添い、温め合う温度は気持ちが良いものです。人間の独りよがりかもしれませんが、猫って可愛いじゃないですか。
そんな体温を感じられて、猫の可愛さが存分に伝わってくるのが本作品の見どころの一つだと思います。
孤独であるヒロインと、孤独である猫。集団に馴染めないヒロインと、集団に馴染めない猫。でも、主人公がそんな彼女を受け入れて、優しく接する姿にほっこりとしました。
猫好きに読んでいただきたい作…続きを読む