坂本 光陽

先輩がバイト先で不思議な体験をしたらしいのでお話します。 何度も目を通せば、かたちぐちゃぐちゃ。形態崩壊。 　　　　　 KAC2023に参加しています。 3回目のお題は「ぐちゃぐ…

お兄ちゃんの部屋の片付けを手伝いつつ、宇宙の神秘に迫ったり迫らなかったりな７７７字。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～参加作品 お題「…

春原早子(すのはら さこ)は、本日めでたく誕生日！　幼馴染の水嶋顕人(みずしま あきひと)からのお祝いを、密かに楽しみにしていたのだが―― ＊KAC20233(お題→ぐちゃぐち…

中学一年生の三恵子は、小さい頃におねしょ癖があった。 そのことで、ひどく母親に怒られた。 日常的にも、ささいなことで母親に怒られていた。 学校では男子にイジメられていた。 そんな…

ここは、やがてなおる科病院。 今日の患者は、現在蔓延中の「ぐちゃぐちゃ病」

お題「ぐちゃぐちゃ」 ぐちゃついた思考とその理由。 電車の中とかで心を読まれている気がして、ついつい意味不明なことを考えたりあるいは心を無にしたりしようとする話です。あるいは本…

人にはそれぞれ好みがある。 だから食事も食べ方は自由だ。 勿論、それが常識の範疇ならば。 確かに食文化的に他国から見れば非常識と感じるものはあるあろう、そう例えば蕎麦をすするとか…

２年半付き合った彼女の部屋に初めて入った男は、カレーの食べ方が気に入らないと言われて、突然別れを告げられる。意味が分からず、かといってどうしようもなく、そのまま部屋を追い出された…

第一回昆虫選手権に、８匹の昆虫が出場し、優勝目指して奮闘します。 レースは妨害ありということもあり、選手間および観客から様々な妨害を受けながら、進行する。 果たして、優勝者は…

きっとこの学園生活は、はちゃめちゃでぐちゃぐちゃのラブコメになるに違いない。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～ 第3回お題「ぐちゃ…

暇人の木戸番・小太郎と浪人・昌良が暇つぶしに妖怪を考え始めた。互いの怖いものをあれやこれやと混ぜていく。「名付けて妖怪ぐちゃぐちゃだな」「うむ、こりゃ確かにぐちゃぐちゃだ」 ※K…

KAC2023参加作品です。 終末時計って誰が作ったの？ それって必要なの？ あと一分半じゃインスタントラーメン作れないよね。 じゃ、ぐちゃぐちゃにしちゃいましょう。

付き合い始めて三ヶ月。 初々しい男女に訪れたはじめてのチャンス！ しかし彼は慎重であるがゆえに、たった一言の聞き間違いが気になって仕方がなかった。

（カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」でも掲載しています）

【KAC2023参加作品】 雑賀蘭さん……学校一、いや歴代一の可愛くて美しいと名高い美少女。 彼女が落としたメモに書かれてあったURLをスマホで打つと、一つの限定公開された動画…

しゃべるぬいぐるみは人を怖がらせる。ただしゃべれるだけなのに。

KAC 20232参加作品。朝鮮王朝時代の女性詩人 許蘭雪軒について弟の文人 許筠が語ります。“這子”がこの時代、朝鮮に存在したかどうかについては深入りしないでくださいね（苦笑…

罪人を斬って刀剣の切れ味を試す仕事はおそろしく儲かり、三万石の大名並に裕福であったが……。

魚水　海里（うおみずかいり）はその名前から「みずタイプ」とか「水属性」とかあだ名されていた。 そのため、勉強はさっぱりだったが魚へんの漢字にだけは親近感を覚え、やたらと詳しくなっ…

どこかに大切なものを落としてしまったんだ。 それは、知らない間にみんななくしてしまうもの。

KAC20232「ぬいぐるみ」。器用で不器用な、父と子のお話。

KAC2023　２回目お題「ぬいぐるみ」 思い出はいつも切ない 別サイトにも重複投稿中

真っ暗闇の中で友だちのことを思い出す話。 　　　　　 KAC2023に参加しています。 2回目のお題は「ぬいぐるみ」です。

　小学生の少女、しおりは妖精からもらった豆本を大切なぬいぐるみの中にしまう。KAC20231『妖精の豆本屋』の続編です。『しおりと妖精との再会』に続きます。

ある日、主である女の子から「こんなものをいつまでも持っていたら、子供っぽいと友達に笑われるから」と言われて、押入れに追いやられたぬいぐるみたち。迫りくる新たな強敵（抱き枕+BL本…

中学1年生の宝田三恵子は、本屋の優しいおばあちゃんが亡くなったと聞いて、悲しみに暮れていた。帰り道、ゴミ捨て場に捨てられていたクマのぬいぐるみを見つけた。そのクマのぬいぐるみには…

幼き日に見たクイズ番組の影響で、「ぬいぐるみは大事に撫でていればきれいになる」と信じていた私。 しかし〇十年後のある日、ぬいぐるみを巡って彼と喧嘩になってしまう。 そして私が目に…

　先日夜、女性が殺害されるという事件が発生しました。現場となった場所は閑静な住宅街で、街灯も少ない道路です。 　発見された当時、女性の遺体には首から上がなく、しかし血痕が周囲には…

え、妻についてもっと詳しく知りたい？　ははは、あなたも物好きな人ですね。……いいですよ。まあ、少々、長くなってしまうかもしれませんが。

彼はここ古本屋で思う。 「昔の本は良かった」と。 古びた本が積み重なり、古今東西の本が積まれた場所。 時間が止まったのではないかと思うようなそこに彼はいた。 そして時代を感じるの…

現代の陰陽師・丹沢恭介のもとに「娘がぬいぐるみとしゃべっている」という相談が持ち込まれる。少女の母親は、なにか悪霊にでも憑りつかれているのではないかと恐怖するのだが――。

繰越さんは魔法が使える、それはぬいぐるみに命を吹き込む魔法だ。 そして繰越さんはぬいぐるみ達を使い、おうちゃくし放題だ……。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チ…

【KAC2023参加作品】 お金がなかった子供の頃。私はキラキラ輝くひな人形に憧れていた。 そんな時、母から貰ったのは手作りのひな人形だった。

有名なぬいぐるみのキャラクターのあだ名をつけられた、とある死刑囚の話。７７７字。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～参加作品 お題「ぬい…

家にいたくなかった少年を受け止めてくれたのは、老夫婦の経営する小さな本屋だった。 しかし月日が経ち、少年は夫婦に何も告げずに街を出てしまって―― ※連載中の拙作『桜華堂で待って…

うちの小さい姫（娘）と小さい人（息子）はこんなかんじです

みなさんは、図書館で開催される、ぬいぐるみのお泊まり会って知っていますか？ 子供たちの大事なぬいぐるみを、一晩図書館にお泊まりさせるのです。 ぬいぐるみたちは、スヤスヤ眠って…

大正の頃から続く小さな古本屋。赤字続きで、その店はあと10分で店じまい。そのとき、駆け込んできた最後のお客は、女子中学生だった。はたして、彼女は何を買うのか。最後の１冊に選ばれた…

隣の村に軍が来たんだよ。革命なんて言いながらやってる事はただの弾圧だよ

朝、病院に行く途中で、行きつけだった古本屋へ寄って立ち読みしていた僕に突然の便意が襲い来る。しかしその本屋からは、なぜかトイレが綺麗さっぱり消えてなくなっていた。 トイレを探して…

不思議な場所に迷い込んだ「男」の運命やいかに。 懐かしの「週刊ストーリーランド」にでもありそうなショートストーリーです。 今年もなんとかKAC一作。皆勤目指すぞ、おー！

本屋で働く栞さん、彼女は本と人をつなぐ仕事をしている。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～ 第１回お題「本屋」

ここで買う本は何故か私の好みのものばかり。

祖父の代わりに古本屋の店番をすることになった“俺”　 客の一人もいない静かな店内では、今日も賑やかな話し声が聞こえる。 　　　　　 KAC2023に参加しています。 1回目のお題…

　mixiの某コミュで書いたもの。こういう問題は真剣に論じるより、ギャグにした方がいいと思い、落語にしてみました。 　いや、けっこう重大な問題なんですけどね。何でこんなアホなこと…

駆け出しのライター・麓郎がクトゥルフお母さん食堂の商品をレビュー。邪神や神話生物を食材にしたメニューを味わうが、体内で神々が暴れ毎回死亡する。それでも褒めの姿勢は変わらない。 グ…

【まえがき的なやつ】 『半実話あやし奇譚』の一部（13話ぶん）を書籍化してもらいました。 本作は前編、後編の続きものもいくつかありますが、基本的に一話完結の短編集です。書籍化され…

「子どもがすることだから」 それは免罪符になるのだろうか。 ４０字×４０行で書くショートショート３６作品目 １００作品まで毎日投稿するつもり

子泣きじじいのことは誰でも知っているだろう。赤ん坊の泣き声をまねて人をおびき寄せ、ひとたび取りつくと石のように重くなって相手を押しつぶしてしまうという妖怪だ――。