参加作品数

37

参加受付期間

  • 終了

企画内容

参加するイベントがございません。

とにかくこれに尽きます。

まぁ有象無象を集める企画に無理矢理突っ込むということもできないわけではないですが、それをしたところで個性的作品というのは埋もれてしまう訳で。
貨幣経済にはグレシャムの法則などというものがあるようですが、どうもこれは小説の世界にも当てはまるように思います。

さて今日の小説投稿サイトというのは「アニメ化」を前提に書かれているものが非常に多いようです。しかし当方の所見では、この映像化を意識した小説というのは小説が本来もつ独特の強みを忘れさせてしまう節があるように思います。

まぁその独特の強みが何なのかと問われるとこれはとても一言には表せませんが、代表的なところでいくと叙述トリックなどが挙げられるでしょう。映像化してしまうとたちまち自明になってしまうような情報をあえて隠し、ここぞというところでそれを明かすことで読者をあっと驚かせるわけです。

また手前味噌にはなりますが、拙著『転生なんかクソくらえ』では主人公がある種形而上学的な存在であるため(といっても肉体がないわけでもないのですが)、小説内で「私」と「〝私〟」の表記を使い分けて表現するという手法をとっております。これもまた、映像化ができない小説の形態の一つではないかと思うわけです。

他にも、文章自体に何かしらの仕掛けを用意したものもあるでしょうし(実は拙著でもこれを若干やっています)、様々な性格の「映像化できない」作品がこの世にはあるでしょう。

さて、少々前置きが長くなってしまいましたが、今回の企画の参加条件は次のようになります。



【条件】※いずれかに当てはまること。
・映像化することで妙味が大幅に削がれてしまう小説
・そもそも映像化が不可能な小説(※映像技術的に不可能ということではない)



はい、至ってシンプルですね。これだけです。

一応淡い期待を込めて拙作も置いておきますが、読み合いは強制ではございませんのでお気軽に。

それでは皆様のご参加を心よりお待ちしております。


ツクリオチヒト著『転生なんかクソくらえ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330669271242308

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「映像化は求めない。文章だから表現できる世界へ。【ニッチな本棚】」を選択してください。

運営より

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主催者

ハートは既読のつもりでつけます。好きな言葉は明窓浄机、大嫌いなのは粗製濫造。現状ミステリー一作しか書いていないが、ミステリー好きというわけではない。読書速度はカメと競争して負けるレベル。大衆に刺さる…もっと見る

近況ノート

参加者 35