私には最近、「小説」というジャンルの中で、ファンタジー系などの――いわば〝軽い〟作品が増えてきているように感じられます。
たしかに、異世界で主人公が無双するのは見ていて爽快感がありますし、学生同士の甘酸っぱい恋愛を傍観するのもいいものです。主人公がいったん悲惨な目にあい、そこから立ち直るのもよいでしょう。(じっさい、私も異世界転生無双物のたぐいはよく読みますし、好きでもあります)
しかし――たまには、政治的要素を複雑に絡みあわせた小説や、怨嗟・憎悪の渦巻くディストピア物、あるいは超監視社会に生きる一個人を克明に描きだした警世の書など――いわば〝硬派〟な小説があってもよいのではないでしょうか。
こうした作品は、たいていの場合(どうしても避けようがないものではあるのですが)難解に陥り、なかなか読者がつきません。したがって、どうしても「読みやすい」ファンタジー物に埋もれてしまうのです。
ですが、そんな小説が読みたい方は、必ずいるはずです。硬派な作品しか書かない方もいらっしゃるでしょう。――本イベントは、そんな方々のための〝本棚〟として開催致しました。
――硬派な小説を書いているけれどいまいちPVが伸びず、星もつかない……たまには硬派な小説が読みたい……
そんな方々、ぜひこの〝本棚〟に、あなたの自信作を置いてみてください。
【宣伝】拙作「虚無宙域」随時更新中です。よければどうぞ。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859811353351
P.S.
私も、気に入った作品があれば星やレビュー、応援コメントなどを付けたいと思っています。(追記:想定より多すぎて読めそうにありません......参加してくださった皆様、ありがとうございます!)
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「〝硬派〟小説のつどい」を選択してください。
この話は、お題を決めて複数人で小説を書く会「小説を書くやつ」で決まったテーマに則って書かれたものです。第14回のテーマは「キャラの立っている3人が出てくる、何も起きない話、500…
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
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