「＃憤り ＃短編」を含む小説

悪を法的に取り逃がす背景に偶然の積み重ねや無計画性がある。そして、焦りや奢りからくる警察・検察のミスがある。判決は控訴で覆るが、一事不再理の壁は強固なものだ。取り逃がした悪に鉄槌…

孤独は自由だ。 日々、余計な憤りをためることなく、生きることができる。 しかし、人間は、孤独では生きていけないらしい。 私は、なんとかして孤独という恐怖から逃げるため、カメレオン…

レイス家の長女、フィオナは婚約者のラルフから婚約破棄されてしまう。 しかも、３年以上待った末の婚約破棄だった。 それは実家の資産を継げず、路頭に迷うことも意味した。 ラルフの不誠…

小説を書くことに人生をかけている荻山洋は、ある日、大学時代の知り合いが記した、自作の同人誌を酷評する文面を受け取った。無論、落ち込みもしたし憤りもしたのであるが、親友の鹿野との作…

「僕」はバイト先の深夜のコンビニエンスストアで「センパイ」とだらだら仕事していた。 そんな折、センパイは急に「犬が死ぬ歌」に対する憤りを吐露してきた。 センパイは犬に触れたことも…

親子の間であふれる涙の種類って数えきれないくらいあると思うんです。 それも『親から子』だったり『子から親』だったり。 それぞれの人生の中で、大海原で指輪を見つけるくらいの確率で、…

地味な中学生の花那の趣味は詩を書く事。 密かに投稿サイトに「スイートアメジスト」の名で詩を投稿している。 そこでいつもコメントをくれる一人のファンが花那（スイートアメジスト）の心…

カレン（男）とカノン（女）の友達以上恋人未満のふたりの四方山話でお届けするものです。米国議事堂襲撃事件。マスゴミは前大統領のせいにし、悪人に仕立て上げた。キャスターは憤り許せない…

カクヨムweb小説短編賞2022 応募作品 ニュータウンの喧騒から少し外れた小高い丘の上。「楓」の大樹が街を見守る。 「楓」は図書館や喫茶を兼ね備えた交流施設。 ある日、調和…

古事記の海幸山幸神話を背景に紡がれる、少年とあの戦争で行われた回天作戦を巡るファンタジー作品。 14歳の海野悠馬は潜水士の父を亡くし、あの星の鈴が鳴る灯台で、日向神話を語り継いで…

私は、雨の日の休日になると、添い寝屋の安西くんを呼び、添い寝をしてもらっていた。 悲しい過去も、憤りも、添い寝があればなんとか頑張って、生きていける。 そんなある日、添い寝屋の安…

女子高生のレオはこの世が右利きを中心にまわっていることに憤りを覚えた。何せレオは、生まれたときから左利きだという自覚がある。 数少ない左利きの尊厳を維持するため、彼女はクラスメイ…

人間の感情をエネルギーとして使うようになった未来。「私」は喜びや憤りを感じることもなく、生まれてからの十数年を過ごしてきた。しかし、一人の少年が出会うことで、少女の運命は動き出す…

　俺の名は米村覚馬。ヒト型戦闘ロボット『キル・オール・コマンド（略称ＫＡＣ）』の操縦士として地球軍に雇われている。 　俺の相棒はＫＡＣに搭載されたＡＩだ。名前は『ニコリー』。彼女…

　中学三年生の高石大智はとてつもなく急な「ゾンビ坂」を毎朝登って通学していた。 　日々積み重なった坂道へのやり場のない憤りはある日ついに頂点へと達し、大智はとある行動を思いつく。…

ある殺人現場に場違いな男がやってくる。 探偵と名乗ったその男は、常軌を逸していた。 非常識ともいえる推理力を使い、強引に事件の解決を試みる。 この男の推理は憤りと惨劇しか生み出…

夕暮れの真っ赤な太陽は少年の心を狂わせた。 何よりも花を愛していた少年、何のためらいもなく人を殺害してゆく少年。 彼の心は純粋すぎたのだった。 それがいつしか狂気に変わり、不協和…

日常には腹の立つことが沢山あります。こじらせ系高校生の私が感じた日常の中の憤り… これは些細なことでしょうか？ (コメディ調