「追いかける ショートショート」を含む小説

小学校の頃、読書感想文が嫌いだった。一生懸命書いても「これはあらすじだね」と言われた。それ以来、わたしはあらすじを追いかけるのをやめて、好きな部分だけを抜き出して、それについての…

人がいない寂しい道を、老いた猫がとぼとぼと歩いていた。その後ろを追いかけるのは、飼い主である幼い男の子。 猫はどうして温かい家庭を抜け出したのか、そしてそんな猫に、男の子はどん…

「みゆう」には大好きな先輩がいます。 先輩のこととなると、頭の中は妄想で大混乱。 勘違いやおっちょこちょいな行動を巻き起こしてしまいます。 そんな「みゆう」の日常を1話完結のコメ…

三人の若者（シェフ、農家の息子、アーティスト）が「キャロライナ・リーパー」というスパイスを通じて、運命的な出会いを果たし、それぞれの夢を追いかける過程で困難に直面しつつも、協力し…

長い間、死神を追い続ける男。彼は死神にお願いごとをしようとしているのだが……。

僕はある男を橋で探し続けていた。十二月で雨が降っているにもかかわらず僕は傘を差さずに行き交う人々の顔を覗き見続けている。するとある男が話しかけてきて……。

この作品は筆者の短編集「おかしな収束」から抜粋し加筆修正したお話です。 ※この作品は全てフィクションです。作中に登場する人物・団体・名称等も作中で発生する出来事も、全て作者の想…

やりたくもないマラソン大会。 いつも同じ足並みで走っていた幼馴染の二人。 しかし、とあるきっかけで二人の足並みは不揃いになってしまう。 月日が流れると共に、揃わなくなった足並みは…

会社員のミズキは取引先の従業員であるエノコと出会う。 彼女に不思議と惹かれるミズキがエノコと偶然再会すると、エノコはミズキを誘って居酒屋へ。 他愛のない話を経て、次週の再会を約束…

クリスマスイヴの夜、浜崎稔莉は出て行った。 「他に好きな人が出来た」と言い残して。 悲しむ理由なんてない、追いかける必要もない。だって僕らは身体だけの関係なんだから。 なのに、…

畳の上をさ迷う視線を追いかける話です

　近所の山へ散策に出掛けた私は一匹のタヌキを見かけた。 　なんとなく追いかけると、大きな木の元へ辿り着く。 　こっそり様子を窺っていると、タヌキは大樹の葉を頭に乗せた。 　する…

匠は、普段は行かないような、オシャレな喫茶店に入る。 そこで出会った怜子。 その怜子が持っていたマフラーは、実は、毎朝、自宅の近くのガードレールに巻き付けられていたマフラーだった…

五分読書のショートホラー作品。 突然やってきた転校生は、痩せぎすで薄汚い格好をしていた。 異様なのは、ツギハギだらけのクマのヌイグルミを持っている事だ。 亡くなった母親の形見だ…

「やめて」 私の隣で女が寝言を言った…。 寝言を追いかける私。 シュールな世界。

母の言い付けを破り、ミナミの村に入ってしまった「志々雄」。 それを追いかける「欄々」。２人を襲う悲劇には、 実は、あ・な・た が関わっていた。

終電の地下鉄。何かを追いかけるように男が走ってくる。乗り遅れたその男が残したメッセージには…

男って、ばかで、ずるいんです、という一幕。