「藍色」を含む小説

いまは夕暮れ。空は藍色。 人けのない林の道を私は、古いふるいお呪（まじな）いにすがってぐるぐる巡ってた。 柴田恭太朗様主催の『カクヨムに三題噺を復活させよう！プロジェクト　#2…

もう一度高校1年生をする事になってしまった成瀬礼斗。 去年と同じ学年、同じ教室、同じ景色にも関わらず、内情は周りは全員元後輩の同級生、その状況から幾分かの不安感を抱いていると突…

死ぬことをただ引き止める唯一の香り。藍色の景色と薄白いカンバスの山。その先に待ち受けるのは、恋人でも家族でもない、ただ自分自身への生の呵責――

ザナルカンドの星の記憶。 紺色なのか群青なのか藍色なのか…どの道、蒼なのか…

兄の修介と妹の咲は、夏の終わりの縁日を訪れる。 二人は人混みの中を歩いていたが、いつの間にか咲の姿が消え失せてしまう。 焦る修介は、甘い香りに誘われるようにして見慣れない綿菓子の…

登場人物 佐倉 杏樹〜Anju Sakura〜 黒髪ロングヘア、右目の下に2つ並んだほくろ 幼馴染の榎本翔琉の事が大好きな17歳の女の子。 榎本 翔琉〜Kakeru Enomo…

灯りが見えた。 空はすっかり藍色が深く、もう直に木々の葉と空との境が分からなくなりそうだった。 路は左右から草が生い茂り、山道なのか、獣道なのかも分からない。 野宿を覚悟しかけた…

異国の男装の少女と、高貴な神官の冬の夜の逢瀬の一幕。

「染料のpH値は色素の吸着度合いに影響を与える…」 飛び級の理系少年・柊原奏多が出会ったのは、青藍色に染まった指を持つ不思議な少女だった。 化学実験室の窓から差し込む陽光の中、…

❀この作品は中華BLファンタジーです。BL好きな方はぜひお立ち寄り下さい♪❀ 　黒竜に踏み潰されそうになっていた白蛇を助けた櫻花は、黒竜の怒りを買い、法力が半分になった上、…

今や20代の女の子のカリスマ的存在で、人気女性雑誌『ORION』の専属モデルとして活躍する木野英玲奈は、未だに初恋の王子様を想い続けている。ブロンドの髪を揺らし、藍色の大きな瞳の…

福岡県行橋市で高校生活を送る睦は、年末の牡蠣小屋で藍色の瞳を持つ少女・長野汐と出会う。 潮の満ち引きによって変わる不思議な彼女に魅せられた睦は、彼女が率いる潮力発電所建設反対運動…

放課後、ふたりぼっちの美術室。 かんなは藍と絵を描いて過ごす時間を何よりも大切に思っていた。藍の描く絵を世界で1番愛していた。このままずっと、ふたりで一緒にいたいと思っていた。 …

《登場人物》 ・真田裕介〈さなだゆうすけ〉 乱れた短髪に黒い瞳が特徴の男性。 黒いスーツに行方不明になった彼女から貰った黄色と黒のストライプ模様のネクタイを出勤する時に必ず付けて…

PR―― 　ヒロインは魔法世界の最強魔女。東京に飛ばされて助産師をやり、その後魔法世界に戻る話。 ・助産師の仕事内容（お産・病院事情）がリアル ・魔法の設定が細かい ・逃げた…

電気仕掛けの自動人形（オートマタ）である電気石人形（トルマリンドール）は、使われている鉱石によって目の色が違う。藍色の目を持つ藍電気石人形（インディゴライトドール）のランは、自分…

転生先が前世で読んでいた小説だと気が付いたが、身分は奴隷。何かを変える立場にも無かった名も無き農奴は、売られた先で贄として殺されようとしていた。 『この世界の神様は、藍色が好き…

「第二回あたらよ文学賞」応募作品です。 　＊　＊　＊ 海辺の街を一人歩く中、高校生の麻薙は軒先に干されている藍色の布たち――藍染を目にする。唐突な雷雨に見舞われる中、その古屋…