「神婚」を含む小説

柚木耶は奈津野と友人の蛇神だ。ある日、奈津野が雨を降らせる代わりに娘を嫁に出すと言われたのを反故にされて、柚木耶はひどく立腹する。奈津野は全然なんとも思ってないようで、それがまた…

人間と神仙が共に歩む京城、神都。 往古来今の契約によりかつてない繁栄を見せていた神都は、数十年に一度、神と人それぞれの代表者の間で誓いを立てる『神婚』の儀式を控えていた。 由緒…

奉公先の屋敷で空気のように扱われていた紫乃。 古い神棚にお神酒を供えたところ、神さまが現れ「夫婦の契りを交わした」と言われてしまう。 しかし、神さまの姿は手のひらサイズのちいさな…

時は江戸時代末期。西洋から流れ込んできた知識の影響で、日本の神に対する信仰心は揺らいでいた。神は人間の信仰なしには存在できないため、小さな神たちは消滅の危機に瀕していた。そんな弱…

橘家に生まれた女子で額に紋様がある者は、百年おきに目覚める童子さまと呼ばれる屋敷神と結婚する。神と縁を結ぶことで橘家は名家として栄えていた。椿はこの春で１６になる。その日が「蔵」…

草薙の剣に潜む“異常”。神器が揃うとき、未来に災いが訪れる――。 義経は静御前と“神婚”の契約を交わすことで、未完成の才を完成へと導かれる。 しかし、完成とは即ち終焉でもあった…

紫竜の花嫁２の続編になります。 芙蓉は故郷や家族など人の世界を思い出すことが増え、解放軍の巴衛とユリとの再会を望むようになる。 そしてついに龍希と芙蓉の出会いの秘密がバレてし…

紫竜の花嫁の続編です。 後継争いに決着がつき、ようやく芙蓉に平穏が・・・と思いきや、これまで以上に夫の一族のトラブルに巻きこまれていきます。 苦難を乗り越えて、すれ違いから始…

　霊感を持ち、あの世のことと、この世のことが同時進行している日々の、おかしな日記。 　もっと、簡潔に日々の記録を残しておきたいという、非常に私的なエッセイです。 　第三弾、20…

互いを「蛇」「狐」と呼び合う男二人。 その二人に守られる美しい女。 不思議な雰囲気を持った三人組が営む、祓い屋のお話。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※…

此れなるは、ある夜に起きた出来事である。酒は飲むとも呑まるるな、とは言うが。差し出す者が神に連なる者であれば、さらに別の側面を持つものだ。人間よ、心好い酒に頭を溶かすならば、覚悟…

　霊感を持ち、あの世のことと、この世のことが同時進行している日々の、おかしな日記。 　もっと、簡潔に日々の記録を残しておきたいという、非常に私的なエッセイです。 　第三弾、20…

病気で二十歳までは生きられないと宣告された佐山那津(サヤマナツ)は、死ぬ前に子供の頃、療養中に山の社で出会った美しい黒い羽を持った小さな神様ミツキにもう一度会いたいと願った。願い…

発展した電脳世界。余命わずかな俺は、政府から半ば無理やりにとある依頼を請ける。 それは電脳世界のテロリストにして神『アムリタ』と接触することだった。 そうして相まみえたとき、神は…

よその部署のヘルプという一仕事を終えて帰ろうとしたら、突然魔法陣が現れてどこぞの城へと『女神の化身』として召喚されたわたし。 すると、いきなり「お前が女神の化身か。まあまあの顔…

自称根暗でぼっちの女子高生、柊(しゅう)。 彼女の目の前に現れたのは、美形な青年の風(ふう)だった。 秀才少女の神隠しを発端とする様々な怪現象に巻き込まれながら、柊は自身のことを…

　霊感を持ち、あの世のことと、この世のことが同時進行している日々の、おかしな日記。 　もっと、簡潔に日々の記録を残しておきたいという、非常に私的なエッセイです。 　第二弾、20…

　肉体の記憶力の許容範囲をはるかに超えてしまった、著者の家族データをバックアップする場所。 　書きかけあり。

巡る四季を司る、四つの季節の司たち。 彼らは、司の証である丸鏡を、後の季節へ受け渡すことによって、世界に四季を巡らせていた。 けれど今年は、冬が春へと中々鏡を譲り渡さない――…

　霊感を持ち、あの世のことと、この世のことが同時進行している日々の、おかしな日記。 　もっと、簡潔に日々の記録を残しておきたいという、非常に私的なエッセイです。