流浪する落ちぶれ仙人、紅鸞。彼女は、縁結びを仕事にする優秀な幼なじみ天喜に望まれ、彼の仕事のパートナーになった。
元は自身も優秀な縁結びの仕事人だった紅鸞と、現役で優秀な仕事人である天喜。隙などないはずの二人だが――
本作は中華ファンタジーですが、日本でよく見かけるモノとは少しテイストが違います。中国の時代劇で目にするタイプ、そのなかでも神や仙人、妖怪などが登場するファンタジックな中華感が味わえるタイプの作品に近いです。
登場人物も文章中の語句も風習も、すごく本場感があって興味深い!
もちろん、ストーリー自体も面白いです。しっかりと何者かの陰謀が蠢いていて、主人公たちを翻弄するところにワクワクしどおし☆