「真実でもない」を含む小説

・音野　利木（おとね　りき）　生徒会会長補佐 　　目を覚ますと、名もない世界にいた。ここに来た記憶はない。そこから、雫と出会うことになった。雫曰く、この世界に来た人は過去の記憶が…

とある事情で、侯爵の妻になってしまった伯爵令嬢の私は、白い結婚を目指そうと心に決めた。でも、身分差があるから、相手から言い出してくれないと困るのよね。勝率は五分。だって、彼には「…

　神は決断に迫られていた。 　それは、人間たちが建造した、巨大な建造物をどうするかということだ。 　以前も同じような建造物を作っていたが、その時は諸事情があって破壊した。 …

　呪われ令嬢アンジェラは転生者だ。それを思い出したのが酔った勢いでレイモンドと一夜を共にしたベッドの中でだった。 　銀髪のイケメンから純潔を奪った責任を取り結婚しようと迫られるが…

　魔法とコーヒー、そして紙の匂いがする不思議な喫茶店にある店、そこに一人の少女が入っていった――という物語の皮を被った、エッセイ風小説。 　喫茶店のマスターの格好をした作者の分…

癇癪持ちでわがままという悪評を姉に立てられた公爵令嬢レティシア。名誉回復は諦めていたが、パーティーで出会ったレイノルトに、何故か嘘の評判だと見抜かれて、興味を持たれてしまう！　し…

生きることに疲れた主人公、暗闇だった心に少しずつ光が差込みます。ブラック企業に勤める主人公は、ある日森の中にある屋敷で自殺を図った。しかしそこに、突然男性が現れそれを止めようとす…

主人公：野村弘樹は、今までマンネリ化した毎日を過ごしてきた。その中で風俗の女の子と学問の話をするのが好きな青年で、以前は家庭教師を好きになったりしていた。さらには、整理整頓ができ…

　時は2059年。 　世界は平和に包まれていた。 　もちろん、世界のどこかでは戦火があがり、また飢餓や貧困、病気に苦しむ者もたくさんいる。しかし、それは概ね２１世紀初頭とまったく…

ここには、私の見聞きした四つの死に様が在る。理由は各々あろう。 遺された者が何をどれ程思おうとも想おうとも、それは真実たりえない。 只、私はこうも思う。 一つの事実として、形がど…

政略結婚をする相手との顔合わせを前に、クリスティアンは覚悟を決めた。 一年、手紙でやり取りを続けてきたが、マルグリットに「ありのままの貴女と結婚したい」と直接告げるのだ。 「マ…

これは私だけが思っていてもかわらないのでつたない文ですが書いてみました。 学者でもないのでこの内容は真実ではないことのほうがおおいかもしれません。なのであくまでもフィクションです…

幻覚幻影幻聴幻視。そういったものに支配されている男の話。

『フーリダヤム』というネットに投稿された一篇の小説に寄せられたレビュー文とコメントだけで構成されたレビュー体小説。作品そのものは描かれないまま周辺を生い繁る言葉たちが何かを形作っ…

普通の少年、鏑木啓（カブラギケイ）はある日、特殊な現象に襲われることとなる。まるで何かの予言のように文字が一瞬浮かび上がって見えるのだ。その内容は――。 『梛社玉緒（ナギモ…

あとがき（本音） 子供の頃から思っていました。 簡単な疑問です。 「どうして世界は平和ではないのか？」 この疑問を強く持ち続けました。 なぜなら、私が平和ではなかったから。 悪…

ちょっとおふざけが過ぎたかもしれませんが、「斜め上」路線で書いてみました！

●あらすじ 　突然、漫画を描き始めた会社員の夫（43歳）に悩む妻。彼が漫画を描き始めたきっかけは、幼い頃、ひょんなことから手に入れたスニーカーだった。それは雲に乗ることができると…