「掌編 記憶」を含む小説

老朽化で閉館したプラネタリウム。 そのプラネタリウムを盗んだと、姉から電話がかかってきた…。 喪失と記憶。ちょっと切ない一夜のお話。 2024.11 天川様開催の自主企画【掌編…

大学時代の苦い思い出。 もうそのころから倍もの人生を重ねたのに、ふとその記憶が頭をよぎるたび、悲しみと怒りが交錯し、僕は心の内がわで涙する。

異世界の欠片を覗くと何かの映像が見える。誰かの記憶？何かの思い出？何の映像？わからない、でも異世界の欠片は今日もキラキラと輝いて闇の中の星のように煌めいている。覗いた者の心を魅了…

この大学時代にした恋の苦い思い出が、いまでも心の傷になっているけど、良くも悪くも僕がいまの僕である理由になっている。 それで誰からも捨て置かれたあの過去を、僕は時々振り返るのだ。

あの夏の日に経験した年上の女性との戯れの記憶は、消え去ることなくしこりのように、僕に残り続けていく。

【最新話〈星と舟と〉永遠の薄明の世界。わたしは星を目指し、小舟で進んでいく――】 掌篇・短編集。 自分だけの箱庭を創るように、美しいもの、儚いもの、おぞましいもの、悲しみ、痛み…

高校生のときの苦い記憶。南子は、その記憶を打ち消すような人生を送っていく。そして彼女は――恋に奔放な南子は、運命の人と呼べる男性に出会う。付き合いはじめた二人は、旅行先で、お互い…

「食事がまだだって聞いて。付き合ってくれる？」 不意に訪れた幼馴染とのある日の食事の記憶。 この作品は、異世界ファンタジー長編「魔法使いは謳われない」シリーズより、無料配布用の…

私は女子校の同級生である里絵と関係を持っていたけれど、里絵は死んでしまった。後には彼女が愛した桜の木が残る。…本当に彼女は桜を愛していたのかな。里絵はときどき桜にナイフを突き立て…

誰にでも、顔も名前も思い出せないけど、確かに思い出の中にいる人がいる。 短い話です。

　鷹山空、三十八歳。深刻な認知症で末期癌を患う母を背負い、夜中の冬の山を登る。目的は幼い頃母と共に見た、ふたご座流星群の極大である。 　あの日の母との記憶を辿りながら、鷹山は後悔…

通いはじめたマッサージ店。施術をしてくれる彼を、どこかで見たような気がする。ゴールデンウィークに帰省しテレビを観ていると、母校の伝統行事の様子が映し出されていた。そして思い起こさ…

友人たちが創作論を闘わせているのを聞きながら、櫻井は同級生だった永野夕子のことに思いを馳せる。太鼓の練習では嗤われて、泳ぐのが得意で、突然死んでしまった彼女のことを。

立ち直れないくらいに挫けてしまった。頑張ることもできなくなった。夜の散歩だけが、僕と「外」を繋ぎあわせる。しかしある日、散歩の途中に「死」と出会ってしまう。記憶は「いま」を離れて…

もうすぐ父の日。これは家族思いの中学生が遭遇する、『残酷な記憶の物語』。

その色はいつだって、僕の幼き日の記憶を呼び覚ます。 僕は小学生の頃に出逢った少女に思いを馳せていた。男子は黒、女子は赤のランドセルとされていたその時代、彼女はネイビーブルーのラン…

同人誌即売会での初めてのサークル参加。そして前日までしていた大学でのバイト。約二年前の出来事のラフなスケッチです。

　久しぶりの【掌編集】です！ 　順番に、それぞれキャッチコピーを付けました。 ＃清廉潔白が見つからない！！ ＃ライトでゾッとするお話でもいかが？ ＃緊急事態でもお静かに ＃記憶…