「形容詞」を含む小説

足掛け三ヶ月にわたる企画の第3回「短歌の秋」 募集テーマ「濃さ」 いよいよ最終回！　——ですが、何ですか、これは。 形容詞の度合いって、お題になるんですね……（頭抱える人の図）…

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」 小学校一年生にしてこの形容詞を欲しいままにする少女、神薙 瑠理香(かんなぎ るりか)。 彼女には秘密があった。前世の知識を持った…

私、春原 望（すのはら のぞみ）。中学２年。 同じクラスの板倉 学（いたくら まなぶ）くんは、いつもひとりで本を読んでいるか、ぼんやりと周りを眺めている。 本人曰く、本を読んでい…

どこにでもいそうな、なんて言葉は主人公に対する形容詞としてもう随分と使い潰された表現だが、この物語の主人公である紺野 天(こんの そら)はまさしくそんな高校生だった。しかし、ひょ…

松田聖子の「時間旅行」をモチーフに書いた掌編です。形容詞一つだけでどれだけのことができるのかに挑戦した実験的な小説でもあります。

※「G’sこえけん」音声化短編コンテスト（ASMR部門）応募作品 女子総合格闘技U－13部門、通称アンライプ・ファイト。 格闘技未経験ながら恵まれた才能を開花させ決勝戦まで進出…

三億年ぶりにみそひともじをひねりました。楽しんでいただければ幸いです。 第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門の応募作品になります。 では、どうぞ。

hideous（ヒディアス・形容詞） １．ひどく醜い　２．いまわしい―― 使いっぱしりのトサカ頭の男の車で、 助手席から窓の外を見ながら憂いていた。 ワダは離れて暮らす兄の家…

　マッチ売り。それは古代より行われている決闘の一形態である。 　コードネーム『少女』というソルジャーは、『マッチ』と呼ばれる幻覚兵器を駆使し、ターゲットから金品を巻き上げることで…

小説は難しい表現をいくら知っているかで書けるものではありません。いえ、言葉の基礎である和語つまり大和言葉の単語をいくつ知っているか、が小説を書けるかどうかを左右しているのです。 …

言葉の世界は広大である。名詞、動詞、形容詞、副詞……さまざまな種類へと独自の進化を遂げた生き物たちが、この世界には生息しているのだ。 この世界では、日々、そんな個性豊かな生き物…

尊いという形容詞は、萌えを通り越した状態としてWikipediaにも記載されるくらいに一般化してきている。（てえてえ） しかし、尊いという状況を小説ではどう表現されるのであろうか…

名詞が、動詞が、形容詞が 無作為に選ばれた五つの単語が 私の元へと集まり一つの形を得る ちょっとした神様気分を味わおう

普段から見聞きする形容詞の意味などの感覚を持たない人の詩やエッセイ。 以前「詩歌ラジオ！」の１コーナーとして連載していたものをまとめたものです。 ・詩歌ラジオ！ https:/…

　中学生の頃、俺は戦争を望んでいた。明日にもこの国がどこかの国と戦争を始めたら、それはきっと面白いことだろうと考えていた。 　中学時代とはつまるところそういう時代だ。誰も彼もが着…

※物語は全てフィクションです。実在する人物、事件、団体などとは関係ありません。 （概要） 何かが足りなかったり、逆に多すぎたり、話として致命的な部分を含む物語を作ってみたもの…

美しきキリコさんの活躍劇。清く正しく、強く、優雅で、麗しく、ああ、美しく、キリコさんの魅力を表すにふさわしい形容詞はまだ日本語にないみたいだ。僕とキリコさんの楽しい毎日。キリコさ…