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かんにょ

おすすめレビュー

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★★★
★10
4人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 超獣大陸
    5件の
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    ★★ Very Good!!

    ――誰だって、特別なナニカを探してる。

    主人公の日下部はどこにでもいる中学生だ。
    ひねくれている、孤立している、特別なモノにあこがれている。

    『こいつは本物だ――こいつは世の中の本質を見抜いている――俺の生涯の友人として相応しい人間は、神楽坂以外にありえない――』

    ヒロインの神楽坂に出会ったとき、彼はそう心のうちにつぶやく。
     
    この物語が、例えばバトルものだったり、伝奇ものだったり、
    SFものだったりしたのなら、
     
    彼女は異世界や非日常への案内人で、少年は新しい世界へと
    (それこそ神楽坂という中間の存在を通して)
    踏み込んでいくことになるのだろう。
     
    ――だが、この物語においてそれはない。
     
     
    ***
     
     
    トクベツだとか、本当だとか、普通だとか。
     
    これはそういう些細な
    ――けれど人類の滅亡よりも大きな問題を抱えた少年少女の物語だ。

    • 2018年11月10日 05:20