「家族の写真」を含む小説

昔のことを回想することがクセな研究者の未由は、自分の研究が上手くいかない事に怒りを覚えていた。祖父のように慕っていた金丸のおじいちゃんが亡くなったと幼馴染の菜々から知らせを受け、…

星井玲という一人の少年が収める写真に何があるのか。夜と朝の狭間に何を見るのか。 シナリオを全く考えずに、つらつらと綴り続けております。 小説執筆は初心者ですが、とりあえず10万…

父親の葬儀が終わり、子供たちが父親の遺品整理をするが、その中のアルバムには、大切な何かが残っていた

クロノヒョウ様主催の第57回「2000文字以内でお題に挑戦！」お題は「夏に置いてきた写真」参加作品。 大学三年生の夏に行った家族旅行。『不思議な写真屋』に撮ってもらった写真は机の…

優しい夫、可愛い娘、そして私の三人家族。幸せだった。 しかし、不倫という名の麻薬に溺れ、私はそんな家族を捨てた。 離婚から一年、今や夏に行った家族旅行の写真だけが私の心の支え。 …

そのさほど大きくない私鉄の駅を降りて駅前の商店街を歩くこと数分、そろそろ商店街も尽きようかという少し寂しい場所に、その写真館は建っている。この写真館は客の間で密かにこう呼ばれてい…

フォトグラファーの矢貫葵陽は、雑誌の企画で依頼主たちの"最後"を迎える時を写真に収めて記事にしていくという仕事を引き受けることになる。ツジリこと、ライターで元妻の辻本里沙と共同で…

「カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト」応募作品です。 長編にしたときの、全体の真ん中ほどの内容です。 【この話のあらすじ】 　国内唯一のダンジョンを保有する魔術師学校…

暗い坂を登った中腹に平坂のカフェはある。 白い店内、カウンターの奥にプロジェクションマッピングを思わせる大きな絵、そして寡黙な店主・・・。 彼は問う。 "生く"か？"逝く"か？と

【KAC2023　第4回お題「深夜の散歩で起きた出来事」参加作品】 なんとか書き上げることができました。 少しでもお読みいただけたら幸いです。

十年、空家だった家に住むことになった加奈。そこには自分にはなかった家族の姿が

「きみの魂を、撮りたい」 海の見える村に一人暮らす、謎めいた美しい芸術家。 彼を世界から『切り取った』瞬間、私の人生は始まった。

お隣のおとなっしぃー幼なじみ智乃ちゃんたちと毎年欠かさず記念写真をぱしゃりしてきたお話(*´∀｀) KACPRO20217・テーマ『21回目』参加作品！(*ﾟ∀ﾟ*) 私は学園…

　令和二年十月三日。祖母、京極かつらの法事を終えて、親戚の関本夫妻が経営する喫茶店に立ち寄った田城夫妻と大叔父の横澤康史郞。康史郞は自分の代で終わる家の後始末のため、ある頼みを田…

絵崎満寿夫（えざき　ますお）が、写真を紙飛行機にして空にいる絵崎大地（えざき　たいち）に届けます。 この作品は、『エブリスタ』さまにも掲載されております。

※彼女と女の子は別人です 男性の一人称です。 お題:幸福の条件

　写真家として生計を立てる近江竜也（おうみたつや）は、海外での取材旅行を終えて一時帰国していた京都の街で、ある一軒の喫茶店を訪れる。 　そこで出会ったバリスタの女性・北小路葵（き…

　彼女は、決まった時間に表れて、決まった場所で、決まった方向をカメラに収める。 　それが、彼女の日課のようだ。 　僕は知ってしまった。 　知らなければよかったと思う。 　僕…

正月、悲喜こもごも。 ＊monogatary.comでのお題「年賀状で元彼が結婚したことを知った。」からの創作です。 ＊他サイトとの重複投稿です。

写真好きだった祖父が亡くなった。 思い出の暗室はワクワクする秘密基地か。それとも異空間。 高校生のマコトの目から見た、静かな喪の作業。 (2009年の作品を少し修正しました。修正…