「和ファンタジー」を含む小説

【カクヨムコン11　参加作】 北から攻め入る龍たちへ、鳳勢国の武士団は集団戦法『三段殺』で立ち向かう。 三段殺とは、落降、打滅、頸断からなる対龍戦法。 対するは英雄の息子・鷹四郎…

2011年、東京の空にオーロラ出現のニュースが流れた夜。 少年拓也たちがこっそり始めた〈オーロラ探検隊〉は、 いつしか “世界そのものが動き出す物語” へと変わっていく。 笑い…

古代日本の都には、負の感情から生まれた妖が生まれ、人々を襲っていた。 それらを祓う為に、妖祓師として、霊力の強い高円広夜（注１）がその任務に就いた。 （注１）本編『妖祓師』の…

山で出会った怪異・蜘蛛丸と人間である諒が、四季と試練の中で心を寄せ合い、やがて別れと忘却を経て、それぞれの道へ静かに戻っていく物語。 愛も記憶も形を変え、失われながら、絲のように…

花月殿へようこそ ここでは、日本の四季を彩る役割を果たしています。 自身の寿命と引き換えに、あなたたちの日々を彩っているのです。 まず花月殿には十三もの宮が立っています。花月殿の…

その山には、鬼が出る。 そんな噂を耳にして、記憶喪失の青年、ガランは山に足を踏み入れた。 雪吹きすさぶ中、とある民家で彼は一人の娘と出会う。 「一体なぜ、こんな山の中に？」 「…

　七歳の春恵は、村で囁かれる「お狐様の葬列」を目撃した。 　夜の山を渡る無数の提灯。死者をあの世へ送るというその行列を、誰も見てはならぬと母と祖母は恐れていた。 　お狐様の葬列が…

舞台は古代の王朝時代。国を治める大王が病に伏し、次期大王を決める争いが起こり、主人公、葛城玄理の友人、武内美夜部が命を落とす。物語はそこから始まる。 死んだ美夜部の霊魂が天に昇る…

1話あたり150文字の超短編妖怪物語―― それが「10秒妖怪草紙」。 舞台は現代の東京、あるいは記憶に沈む山間の村。 都市の隙間に潜む妖、忘れられた土地に宿るもの。 恐怖、哀し…

彼女を亡くしてしまった天都が、彼女を取り戻すために夢の世界に行き、たくさんのライバルに負けずに努力する物語。

都を襲う謎の病と飢饉。それを鎮める唯一の方法は―― 鬼の家に「贄」として娘を差し出すこと。 名家の娘・桜は、幼い頃から心を寄せ合った蓮との約束を胸に、 家を、都を守るために鬼の…

【第7回ドラゴンノベルス小説コンテスト（中編部門）応募作品】 ＊全18話、完結済作品 妖たちが住まう莫樂《ナラク》シティ その下層──夜雨降り止まぬ街に住む兄妹、鬼の少女〝テ…

神が住むとされる島・天水（てんすい）。 それを空に擁する大地・楔原（せつげん）。 その北限の小さな村に、今年最初の雪が降る。 村で育った少年・由稀（ゆうき）は、森でひどく美し…

時は平安、都は未だ神と人とが隣り合う時代。 朝廷と陰陽師、歴史と幻想の狭間に生きる若者、篁（たかむら）を中心に、消えた月をめぐる、陰謀と霊的な謎が幕を開ける。

　不老不死だってPTSDになるんだよ……

「特別な契約により、7日間だけあの人を蘇らせることができます」 婚約者を事故で失った主人公の元に、深夜23時59分、差出人不明のメールが届く。 死者との再会と引き換えに、大切な…

とある森の中に古びた祠があった。 その祠の神は神無月にある神々の寄り合いのため出雲へ。 無事に寄り合いを終えて森へ戻ると祠は壊され、自身は消失寸前。 このままでは疫病神になってし…

　かんらん　こんろん　かんらん　こんろん 　その音が聞こえると、全ての人はあばずれ橋に集まってくる。 　首を斬る人、斬られる人、それを見る人が集まってくる。 　悲しみも喜びも、…

（2020.6.12　「天空都市・秘密のアウトランダー」からタイトルを元に戻します） 二十歳の誕生日に失恋した恵里萌香（えり　もえか）は、その翌日車の事故にあい、気がつくとエムー…

体の大きな鈴ちゃんは鬼と呼ばれて恐れられていましたが、実際はとっても臆病者です。そんな彼女の人生が、ある日一変します。一人の小柄な子によって…