「動 短編」を含む小説

演奏家（ファゴット奏者）の篠宮徹はプロ活動をしながら楽ではない生活を送る四十路の独身者。楽器部品の材料調達で銀座の手芸店、東京クラフトセンターを利用している。そこで店番をしている…

完結作・草木萠動のその後の2人、その家族たちを描く短編第1弾。

最近長編小説の展開が「烙印勇士」に似てきてしまい、悩んでいるので、短編で練習しています。🤓

この短編小説をご覧いただき、ありがとうございます。 物語は、主人公が見知らぬ場所で目を覚まし、歌を通じて出会ったVsingerの彼女と、大学で出会ったもう一人の「彼女」の記憶を…

無気力で何に対しても無関心な社畜、無動 倦太（むとう けんた）は、毎日が単調で退屈なルーチンワークに埋もれていた。しかし、何も変わらないはずの退屈な日常が異世界からの訪問者たちと…

ある昭和の秋のこと、「私」は友人から、少し変わった噂話を耳にした。 「禁陵さん」と呼ばれる、コックリさんに似た儀式のこと。ひとりきりで行うその儀式で禁陵さんに質問すれば、誰も教え…

Twitchにて配信を行いながら書き上げた習作です。 小説を書いていなかった期間が長かったため、「魔動航空機事故調査委員会」の続編を書く前にリハビリとして習作を書くことにしました…

僕の家族は６人。両親、祖父母、妹、僕。端から見ると幸せな家族に見えるらしい。でも、実際はそうでもないのだ。父は心臓の病気を抱えている。心房細動という病名らしい。２ヶ月に１回、受診…

「メランコリック」 ・意味 〘形動〙 (melancholic) メランコリーの状態にあるさま。 憂鬱なさま。 ・語源 英語の「メランコリー」はギリシア語の「μελαγχολί…

砂時計を前にし、私達はなんと無力なのでしょうか。 乳青色の夢を懐古し、微睡む私は瞼を閉じました。

　椅子の上で、私は「んんん」と間の抜けた声を出して伸びをする。 「なんかお腹空いたね」 　大きな寸動鍋を火にかけながら、鉄子が笑った。 「お鍋なんか使うから余計にね」 「糊もおい…

淡々と生きることは辛いことであると思っていると、いつの間にか本当に辛く苦しい日常が襲ってくるようになります。 生と性は振り子のように日々を行き交って、知らぬ間に自分達の目の前を通…

※ネタバレ注意 　ある日、小学6年生の泥《なずみ》椎名《しいな》は転校先の学校で、苗字をからかわれて悲しい気持ちで歩いていた。遠くにいる両親がつけてくれた大切な名前。たまに名前で…

※ネタバレ注意 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 概略 異世界ガルパラウンドに君臨するフロレスタン王国第七王子の嫁取り…

今王国に大流行のアンチエイジングポーション。 しかし第一王子は…… 小説家のなろうに掲載。 カクヨム初掲載です。 不備、不具合があればご容赦を＞

　史上最強の男の影をずっと追い続ける、色黒元気少女カキと、生命力すら感じ取れない白い肌を持つ、カキの相方のシア。 　この、二人の少女が織りなす、短いお話。 　カキが主人公と呼ぶ人…

人間はけっして、ただひとつのことを行うことなどできない――。 そんなメッセージ性があるのかないのか、わざわざ面倒な文体で日常を切り取る複合動詞濫発小説。 ※この作品はブログ【泣…

　２１世紀末のイギリス。ジミーとフランクは幼いころから生物学の分野に強い関心を抱き、突出した実績をたたき出していた。１４歳になった二人は、学校にはたらきかけ、二人だけの研究室を立…

短編、一話完結です オチなんてものはありません