「切ない失恋」を含む小説

一話完結の、私の実体験です

雨の日、わたしに美しい湖を見せた御堂さんは左手の薬指に指輪をしている人だった。 気が向けば時々会うだけの存在とわかりながらも、御堂さんに落ちていくみつき。 しかしある夜の逢瀬…

片山美羽には、気になっている男の人がいる。 キャンパス内ですれ違う彼は、穏やかで優しそうだけど、ちょっぴり頼りないようにも見える、どこにでもいそうな人。 ある日の講義で、彼が美羽…

カメラマンを志し、上京を明日に控えた俺は、恋人の千明と最後の夜を過ごす。 別れる気のない俺に対して、千明は繰り返し「最後」を強調する。 そして出発の朝、目を覚ますとそこに千明はい…

僕は幼馴染の千尋に想いを寄せていて、幼馴染の千尋は僕の親友の淳に想いを寄せていて、親友の淳はよく行く喫茶店の遥さんに想いを寄せている。 それぞれの想いがそれぞれの結末に向かって動…

杉浦真帆、高校三年生。 私は今、恋をしている。 物理の梶先生が大好き。 何度も告白しているけど、いつもはぐらかされる。 でもめげないもん。 先生に認めてもらうために立派な社会…

友人の結婚式に出席するために仙台行きの夜行バスへ乗り込んだ春樹。 ひとりで思い出と後悔に浸る中、大学時代に”ある関係”を持った女性と再会してしまう―――――。

小指の爪の先っぽがアイスクリームのようにダラダラと水滴を垂らし、原型を失くしていく。愛されないわたしに価値などないと主張するように、どろどろに皮膚が溶けていき――――――。 大…

会社の先輩にアプローチされ、付き合って婚約までするが…。 全12話の短編ストーリー。 先輩視点の「僕と仔猫」と合わせてお楽しみ下さい。

しょっぺぇ恋バナを1話完結でお届け。まさかの初恋の相手は……。名前も知らないあの人のことがどうしても忘れられないのです。 ※『しょっぺぇ恋バナさせてくれ』より抜粋

『三十秒。三十秒の遅れが俺と彼女の出会いのきっかけだった。』 元カノがずっと忘れられない男の回顧録。お題キーワードで小説を書いています。

朝目が覚めると、わたしの隣にはまだ夢見心地のあなたがいる。 仕事もプライベートも順調で、何不自由ない幸せな休日の空気が流れている。 ――――――すべて夢だと気がつくのに、そう時…

　※多少の過激表現あり 　"彼は私なんかより、SSRのキャラクターに会いたいみたい" (『口先だけの恋人』) 　"彼はいつも、私じゃなくて画面を見てる"(『片手間の恋人』) 　"…

総武線沿線上で起きる恋のお話。 1つの駅に1つのエピソードがある。 ありきたりだからこそ、切ない。

僕のこと、覚えてますか？

　朝から降り続く雨。部活が休みになって残念、という友人の言葉に対して、梅雨だから仕方ない、と返す主人公。しかし彼女の本心は……。 （この作品は「小説家になろう」「エブリスタ」…

【「ステキブンゲイ×あるあるジャパンコラボコンテスト」優秀賞、ドラマ化】 　大学に入って、初めてのコンパ。隣に座った女の子に、彼は恋をした。仲良くなって、告白して、断られた。でも…

「恋をしていた。 六十を越えた教授に、大学生の私は恋をしていた。 けれど、別れは呆気なくやってきて……喪失感を抱えたまま、二週間が経とうとしていた頃に、あいつが現れた。 鳥羽が、…

数年前に別れた恋人を忘れられない。なんども夢に出てきては苦しくなる。そして、前へ進むための選択をする…