「不条理SF 短編」を含む小説

「緊張をほぐす時、人の頭をジャガイモだと思え」とはいいますが、実際の景色はなんだか狂気的。 ルビと本文が交差し、視覚と知覚が狂っていく様を読みながら追体験する、不条理SF。

あいつらを看破るのは簡単だ。雪かきをさせればいい。雪かきに熱くなるあまりに自分から正体を曝け出してくれる。 雪かきをしたことはあるか。 目の前に広がる一面の銀世界。どんなに汚い…

砂に半分埋まった店、宙に浮いた教会、周り続ける水車……永久機関テロ、増殖テロ、空中浮遊テロなどさまざまなテロに襲われる世界をさまよう男の話

自分ではどうしようもない理不尽に相対するとき、目を背けるのか、それとも向き合うのか。もし向き合うのだとしても、それはいったい何に対してなのだろう？

いつも同じ日々を繰り返すニート の心温まるストーリー

“感情がない”中学2年生女子である戸崎夜。 彼女が出会ってしまったのは、｢インターネットが産んだ怪物｣で──── ｢インターネット｣をモチーフにして書いたコメディSFです。ネッ…

幻想・ファンタジー・不条理寄りの、短編小説集です。 一話完結でサクッと読めます。 ロギカ：ギリシャ語で論理の意 ポエティカ：ギリシャ語で詩作の意

タイムマシンで幸せを手に入れようとする。 弱者を犠牲にして手に入れる。実に強欲である。 夢月七海さまの同題異話・三月号　　彼方なるハッピーエンドに参加させていただきました。…

今よりずっと先の未来。 人の寿命が一律に88歳になるように規格化されていた時代があった。 そのように生まれ、育った一人の老人は死ぬ間際に呟いた。 「――横暴だ」 これは…

私の自動車に搭載されているAIは、私の言うことをとても良く聞いてくれる。 いや、聞いてくれすぎるのかもしれない。 すべては、貴方のおおせのままに……。 ※この作品は拙ブログ【泣…

自分と同じ姿、声を持つ存在が現れ、それが自分よりも有名になっていく様子に危機感を覚える主人公。自分の人生に現れた偽物はしかし、立場を逆転すれば自分の方が偽物になる。逃げ場のない不…

不定期に、実に不定期に、ショートショートないし短編を書いていこうと思います。 一話完結なのでお好きなところからどうぞ。

金字塔が近似塔で、エレベーターがアリゲーター？ 塔が間違えているのか、塔を間違えているのか。 後藤改め誤答まみれの我が塔へようこそ――！ ※この作品はブログ【泣きながら一気に書…

この世のどこかに、なにもかも無料の村があった。 しかし無料とは本当に無料なのか？　結局のところ有料なのではないか？ そんなアプリをダウンロードする際に感じる疑いを具現化。 ※こ…

歩行の苦手な彼は、歩行の資格を失い、教習所に入れられた。教官による厳しい訓練。果たして彼は魔のＵターンを越えられるか？

寝てみる夢と、起きて抱く夢――その二つは別物なのか、一緒なのか。 本来別であるはずの両者が重なったとき、人はどうなってゆくのだろう。

やがてこの世は、フクロウにまみれた世界になる。 それは極上のユートピアか？　救いようのないディストピアか？ すべてがフクロウですべてがフクロウじゃない、フクロウ至上主義小説。

とある郊外の町で缶コーヒーが飲みたくなったオレ。缶コーヒーを求めて国道沿いを歩いているうちに、不条理なハプニングに巻き込まれていく。

あらゆる物がすっかり自動化された近未来全自動社会。 そこでついに、全人類待望の「手動ドア」が発明されたのだが……。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載して…