「はじめての 恋愛」を含む小説

闇金の仕事をはじめて5年が経った。 23歳になった俺はだんだんこの仕事のやり方を分かってきて、取り立ても1人でこなせるようになってきた。 そんなある日のこと。 「伊藤さん、もう…

中学２年の萌は勉強に追われ、目標もなく生きる日々に疲れきっていた。あるとき、路上ライブを行う男の子・律に出会う。変な人、と思いながらも、律の歌に励まされる萌。すると律はなぜか萌に…

　俺、女川透はもはや異常といえるほどに女運が悪かった。はじめて告白された女子は実は嘘告だったり、付き合っていると思っていた女子は実は俺を騙すためだけにお金で雇われていたり、とにか…

世界に生きるすべての者がいただく、魔力の源となる物質――「核石《かくいし》」はひとによって大きさも硬さも美しさも様々であり、その者の本質をうつす分身に等しいとされてきた。世界的に…

高校三年生の牧野碧（まきのみどり）は、バイト先の社員、広瀬芳之（ひろせよしゆき）に恋をしている。 これまで恋愛らしい恋愛を経験していない碧は、この感情が本当に恋なのか、不安にな…

私はオンラインゲームで知り合った相棒と呼べるほどの友人と リアルでも友達となるべく、はじめてのオフ会に参戦する。 だがそこに現れたのはゲーム内キャラメイクとは似ても似つかない、イ…

　彼女に推しができた、らしい。 　推し、とは自分が推している人やキャラなどのことで、彼女にとって推しができたのは今回がはじめてではない。僕と付き合う前から彼女はあるアイドルを推し…

「100円で願い事を叶えろとか5円で願い事を叶えろとかいってくるわりにVTuberには1万円を投げるのはなんでじゃ」 そんな愚痴をこぼしていた神様が貧しい神社にいた。 俺は神…

二年三組の廊下側、一番後ろの席の彼を盗み見る。 いつも見てるから、好きな人の好きな人は、 あの子だってこと、分かっちゃうよ。 せめて精一杯の応援の気持ちを、この手紙に込めた。 …

恋愛をしたことがなかった。 男子に興味がなかったから。うるさくて、ガキで、人の迷惑しかしないような人を好きになるとかこっちから願い下げだ。ずっとそう思ってた。でも、あなたに出会え…

俺が大学から帰ると、JK制服姿のギャルがベッドの上でマンガを読んでいた。 うつ伏せで足をブラブラさせて、短いスカートから下着がチラチラ見える。俺にとって妹みたいな存在の愛衣だ。 …

遺影を用意できず、顔の原型も留めることなく亡くなってしまった人を弔うため、彷徨う霊に会ってその似顔絵を描く者――『遺顔絵師』。 木蔦右近は、遺顔絵師を生業とする天才画家・姫彼岸合…

私のはじめての恋人は女の子だった。あの瞬間、確かに私はその子のことが好きだった。でも、その時の私が真性のレズかと聞かれると多分違う。消去法。男の子は嫌いだけど恋愛はしてみたい。そ…

　まっさらな雪原に足跡を残すとき、わたしは言いようのない罪悪感を覚える。お気に入りのスカート、ととのえた髪の毛。彼女にねだられたはじめてのキスから、わたしは逃げ出した。揺れるわた…

世界一の魔力を持つといわれた少女は自分が生まれた世界に絶望し、自らの意思で異世界転移を決意します。 転移先の世界で出会ったのは、1人の侯爵様。 思わぬ形で侯爵様の恩人かのようにな…

勉強一筋、恋愛興味ナシのリハビリテーション学部３年生の真緒。はじめての長期病院臨床実習で出逢ったのは、自分に塩対応な男性臨床実習教官の岡崎。岡崎のムチャぶりに振り回されながらも学…

幼い時からアメリカンフットボール大好き！ そんな紫藤あかりは、男子顔負けの体力オバケ。周囲の心配をよそに高校アメフト部に入部し、クォーターバックのレギュラー獲得を目前にする。 そ…

高校3年生のオレには、隣に住む幼馴染がいる はじめての彼女ができたけど、まだ本格的なデートもしたことがない 彼女ができたことを幼馴染に報告したらキスの練習をすることになって……

君と出会ったあの日。 私とはじめて話して、隣の席になって……恋だと気づいて。 「うん。あ、自己紹介してなかったけど、僕、七海 清春〔ななみ きよはる〕。よろしく！」 「水無月 …

永瀬和真（ながせかずま）は今まで彼女が一人もいたことがない。 告白もしたことがないし、なんなら初恋もまだなのだ。 文房具メーカーに勤める和真は真面目に仕事に励んでいた。 趣味は…