「ねがいごと」を含む小説

　ふと、風が神社を吹き抜けていく。 　風は少女の髪をかき上げながら、木々を揺らす。その隙間から陽光が差し込まれる。 　舞い上がる彼女の白い髪が、淡い陽光に照らされて透き通り、新緑…

あくまで、これは私の高校時代に考えた物語です。誰かが共感してくれたらとても嬉しいです。 筋の通らないような内容、大袈裟な表現などあるかと思います。文才にも自信があ…

なんて、残酷なことを言うんだろう 私はまた、死に嫌われた

姉の死をキッカケに魔法少女となった少女、鏡座美咲。何かが壊れてしまった彼女は復讐のため、そして居場所を見つけるために戦い、足掻く。 ――これはそれぞれの願いのため、戦いに身を投…

ささやかな願いなのです けれど、大切な願いなのです わたしの、初めての願いなのです ただ、このひとと共に居たいのです……―― 地方に未だ強い迷信が残る山村・瀬皓。 その有する土…

地元に愛されるパン屋の娘、優花。 平和に暮らしていた優花だったが、突如お店も優花の交遊関係も大ピンチになって…。

幼き頃に婚約を交わした由樹と隼人の運命は…。

3つの願いのお話です。なんでも願いを叶えてくれる精霊に出会ったら人は何を願うのでしょうか。ぼくは小心者なので、最後のひとつを残してしまいそうな気がします。ラストエリクサーってこわ…

西暦１９８６年。 ７６年ぶりにハレー彗星が地球に接近したその年、孤独な少年は空に呼び掛けた。 「ハロー、ハロー。こちら地球人、応答願います。ハロー、ハロー」 それは、少年の想…

小さい頃からずっと一緒で、こいつにはどんな姿も見せられると思っていたのに。 恋人になってから、見せたくない姿が増えてきて困る。 ——恋人になった幼馴染・花菱と卯月が、少しずつ距…

小学4年生の風花が楽しみにしていた授業参観。だけど、母は来なかった。 KAC20232 お題「ぬいぐるみ」参加作品です。

あのころ欲しかったものが、今欲しいとは限りませんよね。あのときの自分と、今の自分は、同じ人のはずなのに…それでも、ずっと変わらないものもあると思います。みなさんも、一緒に探してみ…

毎年地元で行われる鍵祭りに友人の『古雅太一』と参加した『東雲つむぐ』は、その帰り道に景色が歪んで見える不思議な現象に遭遇する。その場所へと近づくと姿の見えない男の声を聞き、その手…

　かつて私には名前があった―― これは私が人に忘れられ、人に利用されたお話。 3000字程度ですぐ読めます。 よろしければ……！！

ネコのプルミエルとアインツは、なかよしの兄弟ネコ。人間の直次（なおつぐ）といっしょに、くらしていた。だけどある時アインツが、いなくなる。直次は、アインツが星になったのだ、とプルミ…

この物語の主人公、篠宮蓮は帰宅途中に、怪しい白衣の男から鞄を託される。家に帰って鞄を開けてみると、中に入っていたのは一体の美少女フィギュアだった。なんとも残念な気持ちになる蓮だっ…