「お地蔵様」を含む小説

ねっすい様は風邪を引いたときに熱を吸い取り、病人を楽にしてくれるありがたいお地蔵様。けれど、地元の人々は知っています。その御利益の裏に恐ろしい秘密があることを。

むかしむかしのお話しです。ひと里はなれた山の奥におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは雪の中を笠を売りに町に出かけましたが、ひとつも売れませんでした。その吹雪の中の…

最後に覚えているのは、母親が連れてきた男に殴られたところまで。 賽の河原に来ることになった亜里砂は、賽の河原改革をすることに。 お地蔵さまや閻魔大王まで巻き込んで、果たしてどうな…

　生まれてこの方、推しアイドルはそんざいしていませんでした。 　そこで「アイドル」とはなんぞや、ということをエッセイにしてみました。 　「あなたのアイドル」は範囲が狭くありません…

安岡みちるは、いじめにあっていた。 暴力とか、モノを隠すということはなかったけれど、ずっと『いないもの』の扱いを受けていた。 そんな生活に疲れたみちるは、母親の妹である叔母の結衣…

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いつも見かける女の子。 お地蔵様の前で体育座りをしている女の子。 あれは、多分神様だ。 だから、友達になろうと思った。

少女は、下校途中に異世界へ迷い込んだ。そこは黒く歪んだ街で、影のような住人や異形の犬が徘徊していた。住人たちは迷い込んだ人間を見つめ、何かを囁き合っていた。恐ろしい見た目の彼らが…

各地の神様の本音を聞く企画。ミニコミ誌の記者のわたしが、全国の神様仏様にお話を聞くことになりました。 上方落語の「貧乏神」という噺を意識しました。どなたか演じてください。

いつもお地蔵様に元気に挨拶にくる若者。 ある日、体調がすぐれない様子でやってきました。 フラフラと足取りもおぼつかない状態で帰る若者の願いを叶えてあげようと、お地蔵様は動き出しま…

高校一年の夏休み。 毎年恒例のじいちゃん家へ遊びに来た俺。 ばあちゃんの手料理はマジ上手いんだけど、ジャンクな味も恋しくなる…… 閉店寸前のファーストキッチンへ、フロートとフ…

K市のトンネルの近くにある地蔵は時々目を開けるそうだ。そして、その地蔵と目が合うと呪われてしまうらしい。そんな噂を聞き僕と友人2人は肝試しに来た。

子供の頃に、大好きだった叔父さんと一緒に手を合わせたお地蔵様。叔父さんの急逝から数年後、少女の前にお地蔵様が現れて……。

お墓参りの時期になると、時々思い出す幼少の思い出。田んぼの農道の脇に佇んでいる小さなお堂。その中に居られるのは「イボ取り地蔵様」 イボが出来て困った時に、祖母に連れていって参った…

※第12回角川つばさ文庫小説賞 応募（１次選考突破）作品です。 世界一のスクープを夢見る少女と、天狗の少年が体験する、楽しくて、ドキドキで、ちょっぴり恐い一夏の物語。 （第１…

野川武（のがわ たけし）は現実で挫折した。 田舎都市在住で学歴はなく、契約社員を繰り返し、退職後に転職しようとするも当然見つからず、ついには住んでいたアパートを退去して実家に戻る…

🔸あらすじ 　父の仕事の都合で日本で生まれ、アフリカで育った中学一年生の少女・季志子は、古い日本の漫画を読んで大きな平屋の家で育つ。 　登校や下校には必ず頑丈な車で移動し、広い…

雪のよく降る日に、なぜおじいさんの笠は大して売れなかったのか。 お地蔵様は、どうやっておじいさんの家を知り得たか。 待て、その餅や米は、どこから持ってきた。 ていうか、動けるなら…

かの有名な「笠地蔵」は石だけあって、令和の現代も現存していた。 しかし、気候変動のためか冬は雪が少なくなったのはいいが灼熱の夏は山でも厳しい。 そんな中、「涼しくしてくれたら何か…