「「」寓話」を含む小説

　夢喰いの魔物は夢を見ない。だがあるとき抱いた小さな疑問が、夢喰いの心を変えていく。炎のごとき夢の行き先は、黒檀の闇か、乳白の空か。 　名もなき魔物の苦悩を描く、ファンタジー掌…

幕末に尊王攘夷思想が流行し、一時的に政治を主導したが、その結果できた明治政府はむしろ開国を推進した。「攘夷」の意味を、武力で外国勢力と対決することではなく、日本が独立国家として近…

話がふくらまなかったもの、オチのないもの、趣味に寄りすぎたものなど、いろんな理由でノートに眠ってたやつ。 暗め、重めのもの多し。 蟄居――重荷を負って海にやってきた者 明滅―…

だいたい五行ぐらいで終わる、すぐ終わる。 それが昔ばなしのTHE超合金合体DX！ 目標は百話。 一話完結、五行内、ショートショート、短編

　人の心を抽出し物質化できる異能者『ココノテ』が跋扈する世界。ココノテが具現化した人の心は『ココノハ』と呼ばれ、貴重な資源として扱われていた。一度取り除かれたココノハは、それを成…

なんだチビども。おもしろい話を聞きたいのか？ まったく、そんな話を知ってる連中、この宿にはよく集まるからって。 ま、そうさなぁ。あの男にでも訊いてみたらどうだ。よくは知らねえが …

風雲急を告ぐる都は嗚呼、名にし負うその平安より何と縁遠きことであろう。かたや祇園林の鴉、林真玄（はやしのさねはる）、こなた賀茂は糺の森の白鷺、津守正素（つもりのまさもと）……両者…

太郎とボブが、星新一をリスペクトして、斜め上に会話劇をします。 読むエスプレッソです。 面白いとか参考になるではなくて、読むと自動的に考えるはずです。抽象的だから……。 「…

エリクサー症候群。 貴重なアイテムを重要な局面で使えずに持ち腐れにしてしまいがちな現象。 もったいない精神に囚われた日本人ばかりか、海外のゲーマーまでをも汚染し、誰もが一度は罹…

エイジくんのお父さんとお兄さん、サトルくんのお父さんは、二年の間、村に帰ってきません。 遠くの町で、『悪魔』と戦っているからです。 エイジくんとサトルくんは、お父さんたちに会う…

　男は怒っていた。深い、深い怒りを抱いていた。それは、彼よりもずっと前の時代からの怒りだった。その怒りは、天に向けられていた。 　……男の怒りは兄弟たちを巻き込み、天に立つ父との…

二年前に亡くなった母へある日突然届いた手紙。 そこには、両親が結婚する前に住んでいた街の住所と「Ｆ２７―６」という謎めいた記号、そしてエイドリアン・フィールという知らない人間の名…

【詩】堕ちる

童話や寓話の暗黒面へ『doüdy（ドウヂ）』という少年が足を踏み込むお話です。 まぁ、本作は『ホラー』や『ミステリー』では有りません…May Be ! さぁ、皆さんも黒い童話や…

両親を亡くし、弟も生き別れた一人の女性。 夜に目を覚ますとそこには一人の不審人物が――。 そこからミニマムな観点での自分の選択と、惑星サイズの選択を選び取る事に。

「イソップ寓話 老人と死」のアレンジです。

悠久の時を過ごす二つの星は、退屈しのぎにいくつもの星の営みを覗き、 お話を語り合っていました。 これはそんな星の一幕。 昔々に書いて、更新も分かりにくいので分冊いたしました。 …

素敵な詩を書いてみたいと思いましたが、どうにも不器用で(-_-;) 心に広がった様々な風景、そのストーリーや心情を書いてみました。 これも不定期に上げる予定です。