「なかま」を含む小説

　実習棟の片隅にある文芸部。 　幽霊部員がほとんどを占めるなか部室の主のように常にそこにいる部長の先輩新田さん。 　読書も創作も大して関心が無いのに入部してしまい、なんだかんだで…

どのクラスにも必ず一人はいるような冴えない男子高校生……のように振る舞う　京　悠馬（かなぐり　ゆうま）はある日クラスメイト全員とともに異世界の勇者として召喚された。 『召喚の儀…

僕 会社三年目の新入社員。ある春の始め、唐突に一匹の仔猫と出会う。 薬局勤めの女性 たまたま雨降りのなか歩いている猫連れの青年を見て傘を貸してしまう。

概ね、ヒトは誰しも独りで生まれて一人で死んでいく生き物だ。 ひとりぼっちで道なき道を歩むなか、 ひょんな出会いと問答をふっかけられたなら、 あなたは何と答えるだろう。 どう振る…

芥川龍之介の『藪の中』からお届けします。

　千年も生き永らえ年を取らない一人の少年がいた。彼の名はカナタ。グリッドをせん滅する<討滅隊>の一員だった。記憶消去され、かつての記憶は残されていない。 　グリッドの討伐や世界の…

英国は21世紀でも魔法の国だ。 幽霊が宙を飛び、妖精が庭に住み、悪魔が影に潜み、魔法使いが一般人と共存している。 ヘンリー・ロドニーは臆病で怖がりな大学生。だが、魔法使いのアー…

遥か遠い地の中高一貫校の海辺の寮を舞台にまだ小学生が抜けない子供たちが仲間たちとの絆を紡ぐエピソード。中学入学早々の戸惑いから学年を重ねるなか進学への親のエゴ、恋、勉強へのプレッ…

〈機鋼拳闘（アイアンフィスト）〉――。 それは人機一体を称し、義腕に換装した両の腕を振り絞り、鎬を削るスポーツ。 挫折を味わいリングから下りた少年は、朽ちていくだけの灰色に染ま…

五十風　光(いがらし　ひかる)は株の取引で２００億円以上の資産を築く、成功者のような人生が待っている、そんな矢先病に倒れてしまう。完治が難しく命のタイムリミットが迫るなか主人公は…

　両親が共働きの為家族との時間がない主人公、稲畑翔吾。そんな翔吾の隣に越してきた幼馴染の姫川美夜、姫川一家と関わることによって本当の「家族」の意味を知る。美夜達と出会い何気ない日…

　立ち寄ったカフェで流れだした懐かしいメロディに、かつての恋人を思いだす――という共通プロットから執筆する企画の参加作です。 〜作中使用曲〜 『失くした光/日本語訳詞：さこ大介…

主人公の、中川悠斗（なかがわゆうと）は恋愛には一切興味がない顔も頭も普通の中学生。 中学生2年生の2学期になってから、二人の女の子が悠斗に惚れて、クラスが違うのに一人は毎日昼ご…

感想文やレビューというより、プロフィールの延長に近いです。 「ライブラリ」に収まっている作品のなかから、見聞きした作品のタイトルだけ書き写したようなものです。

櫛之汲の連載作品です。 本編はローファンタジー。 第一章は、ノンフィクションです。 設定や草案、とりあえず思いついたこと、創作過程の活動記録もメタに投稿します。本連載は、多数のジ…

この村では村人全員が人を呪える。しかし、村は平和でみんな幸せ。その理由を、久しぶりに村に帰ってきた記者が暴く。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を…

　作品鑑賞って、加点方式でしょうか。それとも、減点方式でしょうか。 　私、そんなに文才のないことを自覚していますから、せめて減点要素を少なくできないかしらと日々考えておりますの。…

大学受験を終え、高校生でいられるのもあと数日になる高校3年生、「栗花落　佑暉（つゆり　ゆうき）」は、とある悩みを抱えていた。 それは四六時中付き纏い、白昼堂々セクハラ発言や過度な…

最愛が堕ちた楽園の端で君を待つ 呪うように焦がれた思いの先へ　この世は素敵な楽園となった近来のエデン 祈るように愛した先へ　ままならない戦いのなかに身を置いた三十年前のゲヘナ …

ロボットを人間として承認するようになった世界。クラスメートたちと比べて明らかに行動が異常な転校生がやってきた。きっとあいつはロボットだ。クラスの平和を守るため、「私」は転校生を「…