「得体が知れない」を含む小説

草太は、友達はいないし、ネガティブな思考を持っているために、Twitterのフォロワー数は0人だ。しかし、ある日、リサという人からフォローされた。リサは得体の知れない人だった。一…

これは、地球が存在する銀河系から遥かに離れた、恒星間航行技術をもってしてもおよそ到達できないような彼方の星雲内で起こった出来事である。 新星雲暦724年。人類は、最近になって発…

　戦略情報本部が探り出した一片のレポート。出どころは怖ろしいほど強固なセキュリティに守られた新興教団の本部サーバーです。ですが内容はエロ小説なのか体験談なのか得体の知れないもの。…

ぱっとしない青春を送る女子中学生、泉優愛。 好奇心から近所の自殺現場を見に行った日の夜、彼女は幽霊のように浮遊する黒い少女を目撃する。 それ以来、彼女は黒い少女につきまとわれるよ…

ある夏の日、少年が空を見上げていると突然ソレが少年の顔めがけて落ちてきた。 見えてはいけないソレは、人間の姿を装った、妖怪、あやかしの類。 得体の知れない恐怖に動けなくなった少年…

ある日、春休みだった高校生の五郷冬季のもとへふたりの男たちが訪れる。そのうちひとりの男がこういった。「我が娘を幸せにして、この世界をよくしてほしい」言われた。彼は、ああ、狂ってや…

僕には友人がいた。人の心を読むことができる特別な才能をもった友人が。ある時、彼は町で得体の知れない何かに遭遇した。人の姿をしながら人ではないナニかに。

「真面目に努力した人は報われるべき」という論理は、自身が「汚い」と思っているものを拒絶して、「努力」という美化されすぎた概念に縋りすぎた純情なのかもしれない。努力が報われないので…

『本来の姿』に戻ったリヒトが「私と交わり呪詛を解いて欲しい」と夜な夜な迫ってきます。 憧れ続けた『婚約者』は、素性を隠したリヒト。 そのことに気付かない皇女エリスティナは——。…

濡闇ノ国。 膨大な魔力を含んだ雨と霧に包まれた、何でもかんでもすぐカビる場所。 泥濘んだ大地と、水溜りだらけの湿地の中に、まるで墓石のように塔が並び立つ場所。 裁縫師見習いの少…

人間の住んでいる地球に突如得体の知れない化け物が大勢やってくる。櫻井世界《さくらいせかい》と橘杏輝《たちばなあきら》、轟翔太《とどろきしょうた》は逃げる。しかし、翔太と杏輝が殺さ…

転校してきた少女、小夜は常に何かを隠していた。 誰にも本当の自分を見せない生き方を私は疎み、私は恐れた。 だから彼女を傷つけた。本当の貴方を知ることで、得体の知れない怖さを拭いた…

　ようこそ、〓〓郷へ。 　悲しきかな、ここは奇々怪々たる〝魅〟がひしめく地。迷い込んだが一巻の終わり。命を落とすか、記憶を失うか、取り憑かれるか、異形と化すか、はてさて野となれ山…

もうすぐ村の夏祭り。 この日は「みんな」が騒ぎだす…… 夏休みに入ったばかりのある日、１４才の少女、日吉穂乃《ひよし ほの》は、夢の中で祖母からある頼み事をされる。 それは昔、…

「前頭葉の大半と、頭頂葉の一部分が、えぐり取られていたんです。一目見て、とても助からないと思いました。次いで、彼女が生きている……生きようとしているのが分かったとき、何か、得体の…

平安の時代。陰陽生橘陰光(たちばなのかげみつ)は依頼を受けた先で誤って得体の知れない異形を解放してしまう。突然の窮地に陥った陰光を助けたのは二振りの剣を携えた男だった。 しかし男…

一度目の相手は病死。二度目は事故死。三度目の正直である婚約者はたった一人の私の親友と心中未遂起こして破談となった伯爵令嬢、久世蝶子。 級友たちからも嘲笑われ、傷心の最中に街を歩い…

　大企業である西園寺グループの一人娘にして、跡継ぎである西園寺美鈴は、母親の蓉子夫人が事故死してからというもの、誰にも気を許さず屋敷に引きこもる日々が続いていた。 　そんな美鈴を…

「こうするしか無かった。娘の将来を思った」 「死んでちょうだい！世界を敵にまわした男」 見下ろせば白い波が洗うリアス式海岸。人類終局の崖っぷちで雌雄を決する二人がいた。 暗雲が立…