「聞こえない」を含む小説

「あなたの持っているピンポンダマとラケットから魔力を感じます」 一人の美少女に言われた一言に、オレは驚きを隠せなかった。ただの高校生であるオレが持っていたラケットとピンポン玉に…

　土蔵の中から、聞こえてくる女性同士の甘い吐息──年に一度、土蔵の桐箱に窓から差し込む月光で起こる奇跡。 　桐箱の中に保管されている銘刀の短刀『大月国重紅葉〔おおつきくにしげもみ…

暗号のニュースがついったーで回ってきたきっかけで、世界のまだ解けていない暗号でぐぐってとある隣人愛のポエムをことばあそびでクロスワードパズルを解いて遊びました。彼から私宛のラブレ…

久しぶりに妹に会う西条占（せん）が西町レトロ館の扉を開くと、薄暗い店の中で微かに聞こえた妹、真音（まと）の声と会話していたのは白いクマのぬいぐるみだった。他にも、真音の手を借り言…

斎藤遼(さいとうりょう)と耳が聞こえない少女──二宮奏撫(にのみやかなで)が夫婦になってイチャイチャしまくる話。 前後編の短編です。

鈍感難聴持ちの主人公、颯(はやて)と従姉妹の斐音(いのん)は本当の兄妹のように仲が良い。 だけど従姉妹の斐音はいつまでも従姉妹のままじゃ嫌だと考えていた。 そこで難聴持ちの颯…

むかしむかし、あるところに魔法使いの女の子がおりました。 彼女は、魔法使い最後の生き残りです。 魔法使いとしての力が弱かった彼女は、お城の地下にある暗い暗い牢獄に魔導兵器の研究…

　高校生の三國愛斗は、両親の仕事の都合で絶賛一人暮らしを満喫していた。 　そんな夏休み終盤の、ある日の夜。 　突然、家のインターホンが鳴った。 　母親から荷物が届くことを聞…

ゴールデンレトリーバー（子犬）のぬいぐるみ・リーバーと、その後輩でビーグル（子犬）のぬいぐるみ・コーハイが、探偵コンビとなってさまざまな事件を解決していく！ 人間たちが寝静まっ…

主人公は、朝は寝坊して母とも顔を合わせず、学校にも平気で遅刻していく無気力な女子高生。 その日も、変わらない毎日の繰り返しに疑問を抱きながらも、無免許の原付で登校し、その途中で交…

この音が聞こえるようになったのは今年の4月。 去年一年ずっと死ぬ気で勉強を頑張って、自分の実力より少し上の進学校へ入学した。 新学期に入ってすぐに聞こえ出したこの謎の音。 『ぽん…

子猫を膝の上に乗せ撫で、気が付いたら婚約者の心の声が聞こえていた……！ (殿下は、妹が好きなのかしら？私とは、もうダメなのかしら？こんなに好きですのに……) 「え？」 (殿…

職場の階段を下りていると、俺を呼ぶ声がする。しかし、その声を発したはずの本人は、声をかけた覚えがないと言い、その翌日に亡くなるのだ。そして、今日も聞こえてくる。「おーい、ちょっと…

今日も今日とて残業残業、タイムカードって何ですか。みなし残業なんて制度を作った奴はクソでも喰らえ。 いや、正確に言えば作ったものを『拡大解釈』とか言って悪用している全ての漆黒企業…

温かな景色をイメージして書いた詩たちです。ポケットに収まるくらいのボリューム感となっております。 耳をすませば、時々動物たちの声も聞こえてくるかも……？

ここでは高校生の僕の普段の心の声や様々な妄想を並べていきます。共感できる事もあれば驚く事もあるかもしれませんが男子高校生大抵こんなもんなんです。学校帰りに友達と話してるその声が聞…

こんな哀しい恋なんてしたくなかった。

「強い奴は足音が聞こえない」という兄の助言を思い出しながら、ダンジョンがある辺境の街のギルドで勤めるエルフのソフィア。嫌な客に悩まされる日々を送っていた。 　そんな時、ある噂を聞…

風花は、壁の向こうから聞こえてくる声に悩まされていた。 日本語ではない、かといって何語かもわからない不思議な声に。 だが、ある日突然、その声ははっきりとした日本語になった。 「も…

お約束の時間は平日の19時からと、土日は9時から！ 器用貧乏で中途半端な個人Vtuber、櫻庭（さくらば）ミツルこと迎川美知（むかいがわみち）は毎日の配信を続けていた。 しかし同…