「きっと」を含む小説

蛙化現象に悩まされる少女と、その子に恋する友人の話。けれど想いを伝えることは許されない。きっと、上手くいくわけないから。 以前学校の部活にて書いたものです。カエル、魚、ボールペ…

妹を通り魔に殺され、その1件を引きずりながらも人生を歩んでいた田村 響。 彼は大学生として『生きながらえた命を誰かのために使う術』を探していた。そんなある日、駅のホームで自殺を試…

　満月の夜―――― 　ご主人様が深い眠りについた満月の深夜、土産を咥え、物音を立てない様に家の外に出る。 　ネコの国へ帰る為―― 　主人公のリチャードは国の為に人間国（にん…

幼い思い込みが壊れた時、きっとそこにあるものを見逃さないために

森嶋歌帆は、小学生の時に自身と父母がフェリーの海難事故に遭い、その時に父母を亡くしている。 現在、フェリーに乗らなかった妹と祖母と、森嶋神社という古い神社を守って暮らしている。 …

入社三年目の新人ライター夢川は、最近仕事で悩んでいる。 書きたいのに、何故か書けない。そんな葛藤が、周囲との実力の差を浮き彫りにしていた。 そんなある日、偶然訪れた取材で、夢川…

話す。笑う。慰める。 何をしていても、君を好きになる。 沈んで、二度と戻ってこれないほど。 戻る気も、失せるほど。 きっとこの気持ちは恋ですらなくて。 だからただ、愛としか言えな…

ホラーは書けない私に起こった、少しだけコワイ話。 おばけが好きなあなたも、決してお近づきになりたくないあなたも、きっと何かしらの「実話」を持っているのでは。 １話完結で、思い出し…

主人公、結愛は人間関係に疲れ切って学校に行けなくなっていた。 人は信じても裏切られるだけ。虚しいもの。そう思っていた結愛だが、ある1人の男性との出会いで結愛の全てが変わる…。 …

「新宿再会物語：幼馴染の絆と時の流れ」は、心温まる再会と深い絆を描いた物語です。新宿の街で育まれた幼馴染たち、たかちゃん、末永、てんちゃん、淳子の、時を越えた再会を通じて、成長、…

『掃除人』　それは、国家の名の下に人を殺す、命の片付け屋。 人が増えすぎた世界で、彼らは国から不要とされた人間……『片付けモノリスト』に載せられた人間を殺すことを『存在理由』と…

10首連作。

先日コンビニのレジ前に並んでいたら… 初老のオッサンが「パイパイで」なんて言ってた。 並んでいたお客はシラーとしていたが店員の方は「ハイ、パイパイですね～」なんて悪ノリしている。…

暗闇に生まれてどろりどろりと手足が滲んでいる。わたくしはどこかへ行きたいとか何かが欲しいとかそんな欲求すら知ることが無かったのにいつの間にか人のように欲している。一歩手を出したら…

ゆっくりと白い煙が細長い煙突からゆらゆら上がり空の中へと溶け込んでいる。わたくしは少し先にある墓地を見下ろしていました。今こうして空に溶け、きっと見下ろしているであろうあなたの心…

ある日突然、意識を失うその病は「白昼夢病」と呼ばれたーーー。

「勇者様が、浮気をしているようなのです！」 四十三歳探偵、百々目木耕介が死にかけて異世界に転移した先で出会ったのは目を見張るような美女エルフ、セーナ。 そこで彼女から依頼され…

随分と森を走ってきたから足がクタクタでもう休みたかった。もう走るのはうんざりだったし、少し何か口にしたかった。けれど手持ちはないし着たきりで人前に出るのも難しい。それに…喉が焼け…

あらすじ 人里から遠く離れた場所で僕は一人で暮らしている。 自給自足の日々。 他人とは生まれてから一度も関わった記憶がない。 両親の記憶も曖昧だ。 どの様にして育てられて成人す…