「君へ」を含む小説

絵描きの清瀬が持つ絵筆は、触れた対象の色をそのままうつしとり絵の具として使える魔法の筆だった。 春、ある目的のため清瀬は真っ白な少年・詩暮と共に色を獲得するため旅に出る。

泣きながら去っていった君を追いかけて。 僕は。 雨の中を。 もがくように。 走った。 赤信号に。 立ち止まって。 行きかう車のヘッドライトを。 恨めし気に眺めるしかなかっ…

まるで夢だったかのような不思議な出会い。 まるで夢だったかのような不思議なヒト。 夢の中の君は、君なの？ 夢の中のあなたは、何を伝えたいの？ ああ、夢であったならば、どんなに…

　全てをリセットして新たな人生を始める。 　思春期の子供らしい苦悩に苛まれ、同級生が誰も進学しない高校へ入学した主人公。 　倉米暁羽の前に唐突に現れたのは絶世の美女では無く、誰も…

春夏秋冬雫（ひととせ　しずく）の前世は生贄王女だった。 『……ブリジット、愛している。誰よりも、愛しているよ』 転生した後も前世の記憶を持ち、毎夜、夫だった男の懺悔を夢に見る。 …

アバルカスという街に、ブロントスという店がある。 夕方から深夜にかけて、三部構成でディナーショーを行う店だ。一部は歌、二部は音楽、三部は語り。 語り部であるバルドゥィノが、今年も…

母の死から6年、父と2人で暮らす原 拓人の生活は変わり始める。暗闇を彷徨うような日々のなか、唯一安らぎを与えてくれたのは移り住んだ田舎町で出会った同級生の咲（さき）だった。成人し…

「キッスしたらね、君を『支配』できるんだよ。」

新参者ですが楽しく書かせていただきました。 みなさんが楽しく読んでくれたらうれしいです。

支援魔法師ユナを追放し、魔王との決戦に敗れ全滅した勇者アレクシスのパーティ。 次なる勇者として覚醒したユナは、魔王討伐をこなし、勇者アレクシスのパーティの亡骸を発見する サク…

短歌とは、五・七・五・七・七の三十一音を基本形とした短い詩です！ 季語はいりません！古文っぽい仮名遣いも必須ではありません！なんなら基本形を守らなくてもいいです！（でも、基本形の…

　私――こと、木竹志織(きたけしおり)。どこにでもいる、おとなしめの高校2年生。図書委員会所属。 　父が仕事の関係で半年間、遠方に行くことなったのだが、なんと母も行くと言い出し…

天津夜空は、サッカー部の助っ人で朝練に向かう最中、道中でサキュバスの女の子である月見恋と出会う。なんと彼女は彼が通う高校の転入生であり、しかも同じクラスとなってしまう。 ひょんな…

「ずっと、ずーっと一緒にいようね」 子供の頃、そんな約束を一つ。　少女と結んだ。 本来、一人一つは自身の誇りとなる能力、『天恵』を持つ世界に於いて。 何も持たず、何も目覚めず、…

いつも悲しい夜 楽しい夜 わたしの涙の中に 君はいてくれた

ラグナルシア王国の名門校である王立魔法学園。そこで第一王子であるロイド・ジルベールと侯爵令嬢ミリア・インファニティは小さな恋を育んでいく。 「今日の君も可愛いね。これから何年も…

　ある夏の日、大友しきは久しぶりに子供のころの絵の先生にお手紙を書くことにした。

ある朝、いつもの通りに仕事へ向かう。 電車に乗り会社へ 今日も、パソコンに向かい プログラムを打っていく あと、少しで定時を迎える 「この書類を纏めて……と、よし終わり」 定時前…