『支配の』

石田くん

第1話 支配の 男二人のオープニングアクト

「お前はホントーにつれないよなぁ、」


「そうか、まぁでもしょうがない」


「しょうがないって何さ、適当に喋んなよあんまり。」(へらへら)


「悪ぃ、まぁでもしょうがない。」


「それだよ」(笑って)


そう言って明るい色の短髪の男は、引き続きもう一方の男の乳頭を弾きながらキスをする。

もう片方の男、黒髪の、どちらかといえば髪の長い男は、それを熱い鼻息を漏らしながら受け止める。


これはどっちが支配しているのだろうか。

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