「昭和 日常」を含む小説

東京・品川。 ありふれた日常の風景の中に、時々見え隠れする昭和の戦争の記憶。 あの時代を生きた私の祖母も、まさか空から爆弾が落ちてくるとは思わなかっただろう。 そして今、2017…

昭和もヒトケタの時代、東京府の下谷区。 新婚夫婦が持ってきた、それぞれの茶碗。 「彼等」は夫婦茶碗ではなくとも、何時も一緒。 あるときは仲良く台所の戸棚の中から、 またあるときは…

中学校教師、昭和(アキカズ)はあおい特別支援学校に転勤になる。そこで、脚を切断しながらも病気と闘う大平成(ナル)と出会う。時に笑い、怒り、悩み、そんな2人の学校生活の物語。

［2016年6月13日　完結しました］ 平成も終わろうかというのに、昭和の名残を残す自宅で、高校２年生の高橋恭一はついに念願の一人部屋を手に入れた。そして、親友の弘介と２人で、…

波野雪路はフツウの女子高生。中学までバスケ部、この春から通いだした都立高校では弓道部。自転車通学。 ある朝、いつもの川沿いを自転車で飛ばしていると目に虫が入る。痛！あれ？なんか、…

いつか物書きとして生きていくことを夢見ながら、華々しい活躍もできぬまま医者に告げられたのは不治の病、肺結核であった。失意の中、かつての級友を頼んで静岡のサナトリウムへと入居した『…

1952年、日本で初めてのステレオラジオ放送が始まりました。 まだ戦後の影が色濃く、海の向こうでは朝鮮戦争。 そんな時代の、年末も押し迫った12月の出来事です。 ※立体放送につ…