「奏でたい‼️」を含む小説

「水上都市アルムウォーレン」 アルムウォレスト本島を中心に大小五〇〇を超える島からできた水の都。 ヒイラギリス大陸の三大都市の一つで、世界中から人々が集まる文化の街だ。 魔術士…

雷の轟音で驚く人々。 こんな自然音ですら、畏敬の念を抱くこの国の民達。 紛争の絶えない祖国を離れ、日本に住み始めて半年経過しても、凄まじい轟音を伴った惨い記憶は頭から離れない。

　1919年、今さらやって来た新大陸の軍勢がパリでジャズを奏でている間に塹壕で大量の出血を強いられてきた日英仏を始めとする連合軍はドイツとの休戦を迎えていた。ワシントン海軍軍縮会…

　挿絵画家の卵、彩香は先輩の奈津美に誘われてタロット占いの講座に行き、ワンドという棒の絵柄のカードをフランスパンのバゲットとそっくりと感じる。出版社から飛び込んで来た仕事が、人気…

月明かりだけが照らす冷たい城の部屋で奏でられるその美しい楽曲はどこからやってきたのか。私はよく知っているはずのその曲の名をどうしても思い出せないでいる…

ぼくの中で奏でられる。そう愛が……。

どこかの高校の吹奏楽部のゆるい日常短編集。基本１話完結。どこから読んでも問題ないです。 コンクールに向けて熱の入った練習をしていたり、吹奏楽祭に向けての練習をしていたり、文化祭や…

じんせいとは、自分を表現するアーティストのようだと思える。音楽を奏で、それがいろいろな音と共鳴して、作用して...。　 世界を創るのは、音であり、気持ちである。

一分と少しで読めます。

元気印のチュチュが姉のティナとロンドンで営んでいる『魔法のミュージカル屋さん』は、元気のない人や悔しい想いを抱えている人に、その人だけのミュージカル・ナンバーを処方するお店。チュ…

部屋で学校の課題に取り組んでいた俺と霧崎に一本の電話が入った。 今思えば、あれが全ての始まりだったんだと思う。

吹奏楽部でアルトサックスを吹く私は、高校生活をかけた最後のコンクールの舞台で、後輩をかばって死んでしまう。 目が覚めると、大学デビューのために伸ばしてきた髪はショートカット並に…

『銀の華～宿命は扉の向こうに～』外伝。 カクヨム公式の自主企画に伴い作成した物語です。 本編主人公の一人、晶穂がまだ孤児院で暮らしていた頃のお話。 孤児院には晶穂よりも幼い子…

雪の降る故郷へと久方振りに戻ったアジーンは、 友人であるチェトレのもとを訪れる。 彼は太古の“機械”を操り、特殊な音を奏でる仕事をしていた――。 （2010年に書いた作品の再公…

誰かの心に届く演奏がしたいと願う彼女。 理由はわからないけれど、そんな彼女の演奏が好きな僕。 僕らが描いた夢の終わりさえ乗せて、僕はそっと彼女を奏でた。 （2007年に書いた作…

中西 真人は小学生の頃に近所に住む大学生、安城 夏樹と出会った。彼女に遊んでもらいながらピアノを教わった真人。だが夏樹が大学卒業と共にその家を引っ越してしまうとぱったり会うことも…

27世紀、企業連合によって建設された月面都市「ムーンアルパ」では企業、国家、犯罪勢力、様々な勢力の思惑が錯綜していた。 そんなムーンアルパの中心、企業統治下にない無法地帯であるZ…

毎日をただなんとなく過ごしていた女子高生のミナは、通学途中に堂々とサボりを決行するトランペッターのカナデに出会う。きらきらと眩しいその姿に惹かれ、ミナの日常が少しずつ動き出す。

主人公の蛍は、怪我をした祖母の仕事を手伝うことになる。 祖母の仕事は『調石師』。 想いを宿した不思議な石『想輝石』を癒し、整え、 本来の輝きと共に、閉じ込められた持ち主の想いを…