「和歌」を含む小説

　魔が人を脅かす時代。魔を祓うことの出来る神子を生む一族は、臣民を守る為にその血脈を 「桜の宮」に住う貴族として守って来た。 　帝妹の依夜は、和歌を詠む事で魔を祓う力を持つ神官…

『春の苑 紅にほう 桃の花　下照る道に 出で立つ娘子』――大伴家持 人気の無い庭園を歩く少年、結斗は変わらない日常を過ごしていた。しかし、彼はある日花のような少女、咲花と出逢いそ…

常世（とこよ）の春。 迷い込んでみたい所？　でも、偶然では辿り着けない場所。 ◇ 三題噺 ◆その１　お題∶「桃源」「花風」「竜」 ◆その２　お題∶「接触」「回復」「予定調和」 ・…

　時は平安の世。貴族達が風流を語り合う云わば文化の時代。 和歌、音楽、文字の上手さ…それらは「ステータス」としてかなり重要になっていた。 勿論勉学もそうだが、先程挙げたもの達は当…

平安の猫の話

鎌倉幕府の第三代将軍・源実朝と、彼の「無双の近侍」といわれた東重胤（とうのしげたね）・胤行（たねゆき）父子のものがたりです。ほとんど記録や和歌に基づいて創作しています。足りない部…

カクヨムで書いている方々に触発されて、詩をつくるようになりました。 はじめ文章修行のつもりで書いていたのが、だんだん詩そのものが楽しくなってきて。俳句から短歌、漢詩、自由詩と、…

ドキドキ！　恋の百人一首大会！　お願い、桜の札は読まないで……

日記替わりの和歌です。多分、毎日は続けられません（泣） 週１くらいです。 少しでも言葉って紡いで行くと、物書きとしてきっと良い事がある！ そう思って、前進です♪

あのね。ランダムって駄目だわ。 どんなに下手くそでも言葉の職人は尊敬してあげて。

美しい嘉乃と皇太子である清原王 二人は偶然、東宮御所の庭で出会って、恋に落ちた―― タイトルは「あまがけるうるわしのくに」と読みます。 和風ファンタジー×あまあまのラブストーリ…

宮子(みやこ）は３０歳の誕生日を迎えた。 「あーあ、１６歳に戻れたらなあ」とつぶやくと、 「その願い、叶えよう」というイケボが聞えてきて……！！ タイトル「天翔る美しの国」は「…

古典文学に歌物語というジャンルがあるんだと聞きます。主人公たちが和歌を読み合うお話のことを言うのだそうですが、それを現代に置き換えてみました。と言っても最後に歌を付けただけのつま…

その時の気分で詠んできた短歌をここに書き溜めようと思います。口語の歌と文語の歌混ざっています。

多聞は童貞だ。しかし、結婚することになった。百人一首が好きな金魚姫と。金魚姫と呼ばれる波結（はゆわ）は、病気もちで、Hカップの処女。童貞と処女のカップル新婚は、どう恋愛していくの…

土御門上皇を描いた小説です。

兼業茶道家が詠む歌です。

お盆の期間限定の『おうた』 三十一文字（みそひともじ）で　詠んだ　お盆 「寒蝉鳴」七十二候で、8/13〜8/17の頃。 ※「情景ことば選び辞典」学研 2019 参照。

正岡子規。 日本の俳句と和歌を蘇らせた男。 三十五歳の若さで。 眠った。 その妹、律。 兄を支え、生涯を看取った。 司馬遼太郎さんの小説。 「坂の上の雲」を読んで。 書い…

とある国の主神である神樹は、五百年に一度自身の分霊を花嫁として皇族に賜る。 しかし長い年月の間に全ての土地を治めることに成功したその国は、神樹の花嫁によって統治すべき未開の地が残…