「ショートショート ヒューマンドラマ」を含む小説

真司には二人の幼馴染がいた。結衣と政樹とは小さい頃からずっと遊んでいた。しかし、高校卒業を機に二人は結婚した。真司はずっと結衣のことが好きだったこともあり、しばらくは会っていなか…

　無気力なサラリーマンは交差点でトラックにひかれかける。なぜ、死ななかったのか。生きることの意味を問う。 　今日を違う一日にすると決意し、存在は知っていた新しくできた店に今晩、立…

ウィルスなどによる不況で、客足の遠退いたペットショップ。 店内のペット達の顔触れは、1年近く変化無い。 このままでは、ペットもろとも店員も共倒れ。 そこで、思い付いたのが、オンラ…

バレンタインデーに女の子が男の子にチョコレートを渡している。 みんな笑顔でうれしそうにしている。 そんな彼らの様子を遠くから見守っている少年が一人。 いつもボロボロの服を着て、頭…

「くまだ」と言って亡くなった祖父。 自分が死ぬとき、その言葉の意味が分かる。 どこか不思議でどこか温かい、“俺”と家族のショートショート。

※KAC202110 テーマ「ゴール」応募作品です。

正一は病院で目覚めた。なぜ病院にいるのかはわからない。 また、体は動かないし、言葉も発せられない。しかし、意識はあるし会話も聞こえる。 会話を聞いているのは楽しいが、自分と関わ…

小さい頃の肝試しで出会った「あいつ」との思い出を語るショートショートです。 ホラーに分類していますが、恐怖を煽るような描写はありません。 過去に別の投稿サイトに投稿した作品の再…

彼女と一緒に暮らすときにつきつけられた、ひとつの条件。 「私が帰るまで、部屋には入らないで」 彼女の幸せを願う男性の物語。

ゆいさんはどうして付箋を書くことにしたのか。学校に通いはじめたのはなぜ？ そんなことが明らかになるお話です。

元広告デザイナーのある日の出来事。 私にだって夢はあった、頑張ってきたつもりだった 『世界は広い』と背中を押した広告のコピーが こんなにも虚しく見えるのは私が悪いのだろうか

　終幕後の楽屋、役者の山本は共演者である北条のサインを家族に持ち帰るため彼を待っていた。しかし元来相性の悪い二人、いざ北条がやってくると舞台上での些細なトラブルを種に揉めてしまう…

笑顔がなくなった日本で唯一スマイルを供給するマクドナルド。 希少価値をもった”スマイル”を取り巻く日本人の行く末は。

嘘が嫌いな妻と僕の、何でもないような一生の話。「匿名短編コンテスト・過去VS未来編」参加作品。小説家になろうにも掲載。

ルールは1話完結であること。長すぎないこと。あとは何にもなし。 仕事の合間に、待ち合わせの暇つぶしに、少しだけ立ち寄ってみませんか。 あっ、そうこうしているうちに開演の時間が近…

不定期連載の短編集になります。 ジャンルは特に決めていませんが、様々な話を投稿する予定です。 総じて1000字前後の話が多くなると思います。 タイトルは良いものが思いついたら…

インクのしみのように曖昧な雲が空に浮かんでいた朝、私の家の小さな郵便受けに二通の手紙が投函された。差出人は二人とも、高校時代からの旧友。それらの手紙には、ひと目でわかる違いがあっ…

ツイッターで書いたショートショートを少し膨らませてみました。 一輪だけの紅いバラ、その理由を知っているのは幼い紅子だけだった。 そしてその年、初めて咲き誇った見事なバラに感銘を…

桜がその花を咲かせていたことを、夏になれば人々は忘れてしまう。 誰もが足早に、アスファルトの上を歩み去っていく。 そんな2011年7月の頃、わたしは親友に別れを告げた。 そうせ…

ちまちまと書いていたものをこちらにもアップしようという事で載せました。 『ショートショート、基本的にはホラーやSFで』 というテーマで一時期挑戦していたものです。 ホラーでは私が…