「ない 米を」を含む小説

大学を卒業した南郷尚志はたまたま知った武術団体に入門を願い出る。 ただの興味本位と暇つぶしのために道場に通う彼は徐々に武の世界に魅せられていき……。 ※この物語はフィクションで…

蒸気大戦が休戦なった直後の帝都、連合軍の包囲を受けていたこの街では物資が窮乏し、各地からの横流し品による闇市が栄えていた。 小さな闇市の顔役を務める道重（みちしげ）は、見慣れない…

サンタクロースを大人になるまで信じていたどこか天然な勝気な女性と、人当たりがよいけれどサンタクロースを信じていなかった男性。 とあるきっかけで、二人が一緒に働く事になって、幼馴…

現代の吸血鬼たちは、法的には「死者」として扱われる。彼らは死んでまもなく、夜には閉まっている役所の門をかいくぐり、じぶんでじぶんの「死亡届」 を出さねばならない――。社会的な困難…

一人暮らしをしている高校一年生の坂井叶米は、自炊する事に「とある命題」を掲げている。 その日も彼はスーパーに向かう途中だった。その時、彼の数メートル先で歩きスマホ女子高生と、自転…

高校三年生。それは、進路に悩まされ、進路に悩まされる、苦しみと鬱、狂気の溢れ出す時期である。 ……というのは私見だが。 これは、面接嫌いな自称個性派リアル高校生沼米が赤裸々に人…

～あらすじ～ 警視庁特殊警備大惨禍ーーー否、第三課。通称特警Ⅲは、警視総監が姪っ子のために創設した窓際部署、暇潰し機関、穀潰し課と噂されている。 私、斑鳩昴（いかるがスバル）に…

週に二日しかないしっかりと作業時間を取れる日、ついついキリのいいところまでと作業をしていたら、すっかり遅くなってしまった。ようやく家に帰った秋雄に美加が用意した物は。 プロット指…

　大学４年生。四条光太郎は就職活動の真っ最中。 だが、やりたいことなど特にない上に、米粒みたいなプライドのせいでなかなか決まらずにいた。 　周りはどんどん決まっていく中、ようやく…

記憶が曖昧になる程に衰弱した“わたし”の目の前に突然現れたのは“自称・神様”というとにかく米を愛する男だった。 思い起こせない記憶に沈んだわたしとは誰なのか。そしてその記憶の中で…

　人間誰しも、言葉を取り繕い、体裁を整え、周囲の視線を気にしながら生きるものだ。そうして形成された『自己』とは果たして、その者自身の素と呼べるのだろうか。――なんて米座アカネは言…

カツを一口頬張る。サクッ、うん、不味い！筋張っていてゴリゴリに固くって、旨味が全然感じられない。ひっでえ味だ。まあ、オークのとんかつなんて頼む方がどうかしていたんだ。そもそも魔界…

戦後間もない頃の米軍基地で生まれたマリアは、世話をしてくれた伍長の帰国に伴い、日本人の「先生」に引き取られる。 一目会ったその日から先生に好意を抱き、その手に噛み付いてみたい、ど…

世界が二つに割れた日本。 突然現れた「乱雑奇形」通称「ランダムモンスター」 世界に様々な害をもたらすそいつらを消滅するため立ち上げられた「乱雑奇形撲滅部隊」 そこで訓練し、成長し…

季節はレンゲショウマの咲く初夏に―― 私、霧島直人と親友の秀ちゃんは毎年、岡山県津山市から、 鳥取県日野町の金持（かもち）神社と岡山県真庭市の玉泉寺へ御礼まいりへ 日帰りのプチ…