「『古事記』」を含む小説

誰もが名前を知っていてる古事記。でも残念ながら読んだ人は少ないでしょう。難解な構成と山のように登場する人物はなかなか読み手に扉を開けてくれません。でもそんな日本神話もギリシャ神話…

五瀬稲穂《いつせいなほ》：十一歳、小学六年生。日本神話の最高神、天照大神《あまてらすおおみかみ》の子孫（？）。 御饌都神龍《みけつかみりゅう》：十一歳、小学六年生。天照大神の弟で…

縄文神話は、第一巻「緋いろねの剣」、第二巻「竜宮の女神」、第三巻「宝貝の海路」で完結します。紀元前1300年～1100年頃の秋津洲を初期神話時代として描いています。天之御中主神か…

他愛もない日常は、明日も続くとは限らない。家族に恵まれない柳（ヤナギ）に手を伸ばしたのは、一人の少年だった。彼も、世界から捨てられた過去を持っていた。 　そんな彼等を必要としてく…

古事記に登場する神々が、コロナ禍であわてふためく二次創作。 天照大神は天岩戸でSTAY HOMEしていましたが、弟のスサノオに会いたくなって旅に出ます。

大山津見の娘、岩長姫のもとに妹の木花之佐久夜姫がやって来た。 佐久夜は天照大御神の孫ニニギに一目惚れされ結婚を申し込まれたという。 しかし、どういう訳か岩長姫も嫁ぐように言われた…

パンデミックのせいで大学は休校、バイトもサークルも吹っ飛んだ僕は太鼓の腕を見込まれ、同級生の鳴子に「神事」の手伝いを依頼された。冒涜的な笛の音と未知の言語の歌声の中で暗黒の使者と…

案山子は田んぼに立っています。 だから、農業の神、知恵の神など様々な側面を持っている神様です。もともと古事記では外国からやってきた神様として登場します。 どうして田んぼに立ってい…

パンデミックの真っ最中、僕は太鼓の腕を見込まれ、同級生の鳴子に「神事」の手伝いを依頼された。冒涜的な笛の音と未知の言語の歌声の中で闇と光が人類を巡って相争う…… 時事ネタという…

今は昔、国々に〝霊女（ヒメ）〟と呼ばれる女呪術者が必ず居た呪術全盛期の頃、根の国に霊布（ヒレ）という呪具を使う禁厭師〝スセリ〟と言う若きヒメが居りました。 呪術期はまだ国が一つに…

俺は、何処から来たのだろう。 桃から生まれた桃太郎は、幾度となく己に問いかける。母の胎内からではなく、何もない空洞、うつほの中から生まれ出でた己は何者なのか。人の姿をしていても、…

高天原を建設した天常立神(あめのとこたちのかみ)は、二人の息子、雲野比古次(くもののひこじ)と櫛彦(くしひこ)を瀬戸の海に向かわせた。熊野の沖を回って淡路島に上陸。ここを拠点に瀬…

ヤマタノオロチの体内から現れ、三種の神器の一つになった草薙の剣は現実、愛知県名古屋市にある熱田神宮にて祭られています。 天照大神様の元にあった草薙の剣は、他の三種の神器と共に地上…

大国主命はその昔、国を造らず。 ままに時は流れてその島で、民は苦労を重ねる有様。 救うためにも命を受け、雲太、和二、京三の三兄弟は旅に出た。 八百万の神とファンキーに、目指せ出雲…

コラボシリーズ・パートⅡ 天照は、自分の部下の八咫烏が、自分に何の報告もないまま、結婚して娘までこさえていた事に腹を立て、勢いで祟っちゃいました。お父さん八咫烏は、娘の勢夜陀多…

夏休みにある村を訪ねた2人のお話。 水夜花は、古事記より｢深淵之水夜礼花神」を参考にした空想のお花です。

　家が神社の主人公・世莉が通う高校に、季節はずれのイケメン転校生がやってくる。 　ある日ひょんなことから、世莉が旧校舎に入っていく転校生の姿を追うと、かつて神主の祖父にもらった…

　夏至の日の出から日の入りまでの間に、自力で淡路島と琵琶湖を一周すれば、どんな願いもかなう。古事記に秘された無限のパワーを得る者は誰か？ 　異世界ファンタジーに飽きた方、生きづら…

　本作品は、現在連載中の『半実話あやし奇譚』の番外編で、古事記の冒頭部分を現代語訳＆アレンジして紹介しています。 詳しくは『まえがき』を読んでください。

神話の世界が今に生きる国は、世界広しと言えども、日本ぐらいのものである。その神話の世界に、日本人の先祖は、どこまで遡(さかのぼ)れるのだろうか。国産みの始めは、伊邪那岐尊(いざな…