概要
男系継承なんて男尊女卑だと思っていませんか
様々なサイトで議論されている「男系継承」ですが、はっきりとそのことを説いた古文書も存在しますし、科学的な状況証拠も存在します(Y染色体ではありません)。この物語は息子がいない社長からその意味を問われ、選抜された三人が解明を始めるところから始まります。最後は日本の工業会、さらには日本の行く末に対して一つの選択肢を提示するところまで発展します。天皇などいてもいなくても同じと考えている方にぜひ読んで頂きたいです。「なろう」にも掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!男系継承の根拠って?
論旨が明確で、真相究明に向かう姿勢が美しいミステリ小説です。
週刊誌やネットの掲示板では盛んに取り上げられ、TVなどでも時折顔を覗かせる天皇の男系継承問題。多くの人から見ればニッチなテーマだと捉えられますが、根深く大きな問題だということは多くの方の同意するところだと思います。本作では各論あるこの話題をより身近な会社の人間関係に置き換え初歩から解説し、そしてルーツとメカニズムについて究明しようという壮大な物語となっています。
この問題については形而上的な思想の要素を含んでいるため、論理主体のミステリとは相性が悪いのではなかろうかと、読む前は勝手に想像していましたが、国内外の歴史的資料を解読…続きを読む