「答えは？」を含む小説

　ある山間の小さな村があった。 　その村に住む男、久作は長い間、村の稲を守る祈りを捧げる神職を務めていた。 　彼の日々は決まり切った営みと、徐々に弱る躰と共に重たく、しかし確かに…

地球儀が地球を飲み、惑星図鑑がアンドロメダを調理する、不可思議な可能性の世界に迷い込んだ主人公。案内役の男に連れられて世界を歩く主人公は「お前になる前のお前はなんだった？」と聞か…

「きみとの婚約を解消する」 と彼は言った。 「承知しました」 と私は答えた。 あなたがこのあと何を言って、どんな顔をするか、私は何度も見ているのですよ、殿下。

乱が始まり、鬼が生まれる。 藤丘朝が天下を一統して三十年余。二代目の帝の治政には早くも翳りが見え始めつつあった。 禁軍第五軍大将の子、上社信守は寡黙で朴訥ながら、勤勉実直なそ…

爺ちゃんが死んだ。葬儀に参加する為、俺は両親と共に久しぶりに親父の田舎に向かった。 葬儀に参加して、一晩休んだら帰ると親父は言っていたが、久しぶりに会った婆ちゃんは「すぐに帰れ」…

高校の文化祭の準備をするために居残りをする少女と、三角定規を貸したもう一人の少女。二人は沈んでいく太陽を眺めながら、答えのない会話を積み重ねていく。

有能追放ですか。 あー。 これね。 うん。 これが１０代の少年だったら有能だけど。 ２０代でこれ？ どこが有能なんですか。答えてよ。

　幼い頃、ノアは母親によく尋ねた。 「ママ、最後に笑う人は誰？」 　母親は優しく微笑んで答えた。 「もちろん一番賢い人よ。でもなぜ聞くの？」 　この時のノアは、学校でのいじめ…

小説を書く力を取り戻す為のリハビリとしてTwitter(現X)に投稿を始めたのが、この作品を創るきっかけになりました。タイトルも含めて、100文字完結型の短編集です。誰もがやった…

親友を亡くした彼が、継母の寝所に忍び込んだのは、決して邪な想いではなかった。 多くの愛人を持つ父が、彼を含めて、たった三人しか子を得なかったのは、なぜか。 彼が抱き続けていた疑惑…

アホの弟が我慢大会をしようなんて言い出した。ちょうど退屈していたところだったし、やってもいいなんて答えたら家族を巻き込んでどんどん準備をし始めて……。 ※小説家になろう、エブリ…

脳死ラブコメ企画なるものを知り、自分が脳死状態で書けばいいのかと思い込み、なーんにも考えずに書いた結果の集大成ですwww 何も考えてないので、何故？と聞かれても答えられません！ …

俺は生来の無表情。ポーカーフェイスキャラを貫いてきた。 しかし時々何故か、考えていることがモロにバレる時がある。 俺はポーカーフェイスしているはずなのに。一体何故！？ ※この作…

2023年の振り返りと2024年に向けて、ご質問にお答えしました。 今回結音(Yuine)様の自主企画に参加させていただきました。素敵な企画をありがとうございます！

「幸せになりたいですか？」と言う男の問いに、主人公は泣きながら答えた。「幸せになりたい」と。 幸せになるための手伝いとは？　男の正体は？　

　自分で立ち上げた自主企画「10の質問：答えにくいけど聞いてみたいこと」の質問に自分で答えたことから始まり、今後も折に触れて持論を展開できればと思っています。 　基本的には、質問…

主催者：結音（Yuine）様　場所：https://kakuyomu.jp/user_events/16817330669046612935 テンプレ 質問は、以下の通り。コピ…

自主企画に参加する用。 これまで自己紹介とかはあまりしていないので、考えていることの整理にちょうど良いかとたまに参加していこう。 癸卯から甲辰へ「１年の振り返りと新年の抱負」を…

山崎啓介（やまざきけいすけ）は男子校に通っているごく普通の高校生 男子校は最高だ 例えば周りの目を気にすることなく言いたいことが言える 例えば恋愛による関係性の破壊がほとんど全く…

その日、人類文明は崩壊した。 火の海に包まれ未曾有の天災を前に容易く崩壊する世界。その中で、人々はただ逃げ惑う事しか出来なかった。誰もが最悪の状況を思い浮かべ絶望する中、それでも…