「文学？ 短編」を含む小説

いつか書きたい長編文学の練習帳

特殊事件捜査係所属の杜若盧作（かきつばたろうさく）は、絵画展にて盗作犯の疑いを掛けられる。また、そこに偶然一緒に過ごしていた杜若の友人、イラストレーターを生業としてる影塚陽一（か…

わたしの家の近くに、お菓子屋さんある。お菓子屋さんなのに、亜熱帯の植物園みたい。

十歳になったばかりのカミーユは、仲良しのリュカと一緒に教会で女神様の絵やステンドグラスを見るのが大好きな少年だ。 ある日、女神様の絵を描いていると、いつも怒ってばかりいる父親に絵…

児童文学１作目。めざせ課題図書。幼児感想募集。

2019年に書いたもの。横浜×神戸アンソロジー『PortRay』に参加した作品です。

1人の心情を風景を書き表したい―― 今でもはっきりと覚えている塾の国語の題材はふわふわした小説でした。 何かためになることもないし、実益にもならないのに心に残る作品を書きたい そ…

　12月25日、クリスマス。 　遊園地の入り口に足を運んだ彼に、受付係の女性が言う。 「カップルですか？」 　ーーその言葉に、男はひどく恐怖した。

砂に半分埋まった店、宙に浮いた教会、周り続ける水車……永久機関テロ、増殖テロ、空中浮遊テロなどさまざまなテロに襲われる世界をさまよう男の話

私の幼馴染の成哉（せいや）さんは、いつも私を守ってくれた。 —だから今度は、私があなたを守る番だった。 ＊カクヨムコン9お題フェス「秘密」に参加する為書いた作品です。

ハロウィンの夜、弟をびっくりさせようとお化けに仮装してベッドで待機していたら、弟の彼女が男を連れて部屋に入ってきた。そして……！？

時が来るまで、その小窓を開けてはならぬ―― 神に舞を納める踊り子に選ばれた蓮香は、小蘭婆さんにそう言い付けられる。 さらには、小窓の向こうの神のことを考えたり、興味を持ってもいけ…

僕こと飯田太朗は文学賞の選考委員として授賞式に参列する。 だが受賞者の新人が姿を現さず……？

――その花は、きっとあなたの中にも眠っている。ただそっと、いつか訪れる目覚めの時を待つように。 智佳(ともか)は親友のみなみと楽しく日々を過ごしていた。 しかし、或る日教育実習生…

夜に震える男の話です。

誰かに見られている気がして、振り返るとワンボックスの後部座席に熊が座っていた。私はその黄色い瞳を見つめながら、逃げようとする。しかし熊は右手を上げ、左右に手を振り、そして、体が真…

あたしは涙の零し方も、儚げな笑い方も、優しげな雰囲気の出し方まで全部知っていた。みんなが私に魅了されていくのも、もちろん。 だから、初めはそのことを信じられなかった。 ※この作…

夜のない世界　森に閉じ込められた寄宿学校　一日を半分に分けて活動する性的未分化の子供たち 不眠症のルームメイトが通う黒沼には、ある秘密があった…… 第一回「あたらよ文学賞」　…