「夏 夜」を含む小説

２０１２年の夏、僕は狂ってしまった。病名は躁鬱病。周りの人を巻き込み、僕は激躁になり、夜の道を大木の枝を背負って走った。 この物語に救いはありません。あるのは残念ながら絶望感です。

大学生、聡文を呼び出したのは、幼い頃の夏限定の幼なじみからの手紙だった。深夜の月光館で語られる、甘く切ない犯罪の軌跡。

　何にも興味がなく無気力に時が過ぎていくだけの１７歳の僕。 そんな僕がある夏の夜、体長５センチほどの小さなじいさんと出会う・・・。 　戸惑いながらも、その小さなじいさんと過ごす…

夏のある日、祖父の葬式が営まれた。幼い頃に交わした祖父との約束を果たすため、式守霜月は祖父の「飲み友達」であった骨董品を引き取る。かつての祖父との思い出に涙し酒を流したその夜、霜…

　あの夏のとある結末から約一年。 　高校への進学を目前に控えた砂夜は再び満天水族館の噂を聞く。 　調査をしに向かうと、一般客もいる水族館の中で巨大な宙を泳ぐクジラと対面する。…

ある冬の夜、夏之と明里は“秘密の通路”を通して出会う。 片や社会人、片や大学生。 大人同士の恋には遠く、けれど子どものように純粋なだけの恋はできなくて。 名前も知らないお隣さん…

完結した「ここは安全地帯」の続編（一部、過去編）です。 この続編も、文章はぎっちりミチミチで、そのうえ胸糞で鬱展開な長編小説です。 　（注）作中には性犯罪＆残酷描写もやはり出てき…

そこは、大樹を中心に、四つの国がある世界。 一本の枝には、夏。涼風渦巻く土地ながら、気温は常に三十度を超える。独特の文化があり、人々は自然に根を張って暮らしている。 一本の枝…

詐欺師、守銭奴、夜の店では出禁の岩本、愛妻家、数々異名をもつ男。拝み屋のがんちゃんこと岩本夏大。 君ははふとした好奇心から、彼の体験に興味をもちその話を聞く事となる。 ハナミガ…

朝霧恒夜《ともぎりこうや》は、高校生になったばかりだった。 その暑い夏を迎える前に、幼馴染みのフェガロペトラことロペがなにものかに殺されてしまう。 悲嘆に暮れる恒夜だったが、そん…

　放課後の居残り勉強が禁止された高校に通う細川綴（ほそかわつづら）。 　彼女は以前、先輩に聞いていた「夜の図書館での禁止事項」に無意識ながら触れてしまう。 　スマートフォンを手に…

高校三年生の夏。 考古学研究部に所属する少女・ユコは、気の合う五人の仲間とともに恒例の「夏季調査合宿」へと出発した。 探索に料理に温泉に――親友たちとはしゃぎまわるユコだが、温泉…

　ある夏の夜、日本南部に位置する島・陽月島に流れ星が落下した。それを目撃し、好奇心から現場に赴いた青年・八神統哉は、そこで自らの事を悪魔で天使だと語る少女に出会う。直後に襲いくる…

都市伝説は、夏のむくろでできているー 都市伝説にまつわるこの夏いっとうの大発見を、少女が夜の海沿いの道路で連れに、あるいはあなたに語りかける話。

あらすじ 『――十七歳になるまでに３０デシコロンの孤独を集めると、魔法使いになれるんだ』 不登校の引きこもり時代にそう言ってくれた姉は、十七歳になることは無くこの世から消えて…

高校生の小泉有也は、日常に嫌気がさし、学校に伝わる怪談「四次元の鏡」によって異世界に逃げこむことを計画する。忍びこんだ深夜の学校で、彼は思いがけない人物と出会う。真夏の夜のオカル…

テナーサックスプレイヤーの葉月は、夏合宿の夜、 真夜が吹くアルトサックスの音色に出会う。 聞くものの心を強烈に惹きつけるその音に葉月は足を止める。 ベーシストの伶次に「ヴォーカル…

　これから夏本番を迎えようとする夜。突如鳴り響くテレフォンコール。 　一話完結の短編です。