「鯉」を含む小説

　人と棘皮動物とその間のものたちが暮らす島、凝澪。お屋敷で留守番をしていた湯が復職してからのお話です。 ◇主な登場人物◇ ◆室賀 湯(むろが とう)……人型ヒトデ、女性。メイド…

これは、公にしたくないようなことを引き受けるのが生業の、口入れ屋の鯉屋利平の商い上の帳面、ようするに大黒帳から、なんとか拾い上げることができた物語でございます。 切った張ったはご…

山奥にひっそりと隠れる池のそばに落ちていた錦鯉は、とある少年に救われた。話しかけることも、恩を返す事も出来ないまま日々は過ぎていったが、彼女の決心が決まったその日に運命が動いた。

【第131回フリーワンライ】 使用お題：故意に鯉 ジャンル：オリジナル 備考：Twitterで開催しているフリーワンライに参加した際の作品です。実に実にしょうもない話です。おふん…

山に囲まれた小さな村に、ある日絵を描くことを生業とする男がやってきた。 男は、赤と黒の鮮やかな錦鯉が肌の上に住み憑く痾『居鯉(いこい)』を治す為、村へ来たのだと知恵者のお爺様(じ…

恋に傷ついて故郷へ帰って来た「私」は、高校時代の思い出の地・島原を訪れる。 そこには、清い水のきらめきと、夏の光と。懐かしい彼との再会があった。

　二ヶ領用水の、桜の木の下。 　彼女はいつも、かにぱんを食べていた。 　パンを小さくちぎっては、パンくずを川面に落とす。鯉が群がって、彼女の落としたパンくずを食べていた。 　鯉に…

連載中の居鯉シリーズの元となった短編。 ３頁とも同じ構成を使用し、どう表現するかで分けて書いてあります。 供養。

　海の底から現れ、嵐のように暴れ狂い、波と共に去っていく――海の男たちの間で語られる謎の海賊集団『リージョン』。 　その正体は、不敵な笑みを浮かべる水着の美女であった。それも、全…

　いたいけな少女を好き放題に嬲り尽くした挙句に生かしたままでリリースしたら、それは残虐な復讐をされるのも必定……ッ！　怨敵にブチ当たるまで、この世の邪悪を手当たり次第に殺して殺し…

　椎名なのかは、体力がないのと、暗いところがダメなのと、貧乏なのと、痛そうなのがダメなのと、人の話を聞かないのと、芋っぽいのと、よく居眠りすることと、大飯喰らいであることを除けば…

右脳と左脳で読んでください。 読後の残り香を楽しんでいただけたら本望です。

目を覚ましたら、私は見知らぬ場所で、体を台に固定されていた。……一体どうして？ 残酷描写はありませんよ。 ないったらないよ！ 即興小説トレーニング（http://sokkyo…