「コズミックホラー」を含む小説

血に塗れた誰かの日記 書き手はどこに行ったのだろう

恐らくこれは夢だろう、自分はきっと夢の中にいるのだ。

足りない。 まだ、足りない。 腹が空いた。

子供の頃から何度も同じ夢を見る。 暗くて深い水の中をたった一人で泳ぐ夢。

僕は今日、村を出る。 約束を果たす為。 あの娘に会いに行く為に。

子供の頃、僕は星が好きだった。 見上げた星空の美しさだけは変わらなかった。 それなのに

　それは、一人の観察者と、一人の殺人者の物語。 　主人公、日向蔓（ひむかい　かずら）の眼には様々なモノが視える。 　望まずに観察者になった彼女の前に、ある日一人の青年が姿を現し…

東京都御徒町で、宝飾店を営む石渡鋳音子（イネス）は、モルダバイトのリングが飾っているショーウィンドウに、釘付けとなっている高校生、椎名琳（リン）と出会う。そのモルダバイトが自宅か…

某所で開かれた記者会見。その主役たる江山貴文は、世間を騒がせる謎の存在「悪魔」に関する手掛かりを掴んでいた。彼はその録音音声をこの場で公開すると言い……。

触れてはいけない深淵の世界。 知ったがために誘われ取り込まれ。 呑まれる覚悟のない者の末路。

　ホラー好きな先輩と、百合好きな後輩のいる文芸部の話。 「ネクロノミ」コンなる怪しげな新人賞に、先輩は作品をネット投稿した。 　当選して書籍化ゲットしたい先輩は意気込む。 …

　とある「星降る夜」というお題のコンテスト用に書いたクトゥルフ神話ものですが、カクヨムでもちょうど〝クトゥルフ〟の自主企画あったりしたので、こちらにも同時にＵＰ☆ 　というわけ…

少し未来の日本を舞台に、ある出版社に関わる人々を描いています。 　*心霊現象(?)に悩み引きこもっているマンガ家 　*パーソナリティ障害のある人かと思われる女性 　*火星移…

人生最後の日の運勢占いをあなたの脳に直接お届けします。

SAN値チェックをものともしない脳筋不良少年が人間じゃない幼女を守るため、神話生物と戦ったり、逃げたり、やっぱり戦ったりするお話。 ＜まじめなあらすじ＞ 奇妙な噂が飛び交う都市『…

　宇宙を彷徨い、星を喰らう大蛇たちの存在を忌み、しかしその嘆きと哀しみを憂う弔いの歌。 　紅龍王善女が祀られている龍王山の対になる、朧さまを鎮めたとされる大星山。 　この…

　東北のとある片田舎「花芽池町」には、昔から蛇や龍にまつわる伝説がいくつか遺されていた。 　数あるその中の一つ、「朧さま」に関わるわらべ唄について調べるべく、朧さまを鎮め奉る宇蘇…

主様とメイドの語る、役に立たない創作論。スランプに、息抜きに、筆が進まないときに、こんな創作論はいかが？ 小説家になろう、にも掲載

だからわたし、密室という概念になるわ。

　機能を停止された月の城塞内部への調査隊により発掘された白金に光る円盤を解析したところ、とある古い音声データを発見した。 　城塞の非公開アーカイブの一部と推測されるが、損傷が激し…