「あなたとわたし」を含む小説

おうちへ帰ろうよ ものがたりは1文字でも100文字でも、1行でも100行でもいい。

1992年潤土村竜巻は× 日无璽命が下した神罰である。本来典型的な漂着神信仰に過ぎなかったヒムジ信仰は潤土村民の悪意と愚昧により歪み、神は彼らに罰を与えた。 本稿は御園日比兎教授…

　とある国の王子付き侍従である少年『ラタ』は、未来への転換期に立ち会っていた。 　その日、彼の主である王子『アエトス』と彼の隣国からやってきた婚約者『カヒナ』の結婚式が執り行…

花開いたばかりで散ってしまった恋。 想い合う相手との別れを決断せざるを得なかった恋。 心の奥底に仕舞い込んで忘れかけていた昔の想い。 ずっと一緒にいながら、叶えてあげられなかった…

新しい年の始まりの朝、喜びの予感を夢見る異国の街。 輝く髪と、迷う心を持った少女メリアは街を駆ける。 彼女にはこの日、厳格な家のしきたりを破り街に出なければいけない理由があった。

詩集として書きたされていくものの、便箋に書いてあるから詩集ではないのかもしれない。 まあ、いっちょまえに序文が書いてあるので、ここに引用しておこう。 《わたしのことをあなた…

ゆかいでちょっとおもたいチェリーがしゃべりだすよ。

ちょっとアダルトな大人の詩です。掌編も書くかも。完全不定期真夜中気まぐれコッソリ連載。

無数に枝分かれするめぐり合わせの糸。 そのひとつをたぐり寄せて始まる、あなたとわたしのつながり。 誰だって、出会いをよろこぶ心はなくしていないはず。 「書く」も「読む」も大切な…

――あの子たちに突然無視されるようになった。いいんだけど。 高校一年生の町田歌子は、クラスで一人ぼっちだ。気にしないようにしているけれど、正直落ち込む。それだけでなく、家では終…

毒母を書きたかったんじゃ〜！ （「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品）

砂漠の小舟に揺られて、わたしはあなたの首を裂く。 わたしは高層団地のベランダから、あなたを放り投げた。 あなたはわたしに殺される前に、自ら拳銃を口に加えて引き金を引いた。 何…

あるところに泥かぶりの娘がいました。 その娘は泥をかぶって生きています。だから人々も泥をかぶせることに疑問なんて抱きません。 ある時、あなたは泥かぶりの娘に出会いました。 あなた…

声劇用に書いたものです。 彼女にとって「その日」とはどの日だったのでしょう。

私はお歌を歌うのが好きなの。 あなたは何が好きかしら？

大卒無職となった主人公が、ありあまる時間のなか、小学生時代を一緒に過ごしたはずの「たつみ」という存在をふと思い出す。 みずからの記憶を辿り、手がかりを得るために現実を徘徊し、そし…

わたし、小田野姫がこの世で最もかわいい超絶美少女であることは今更語る必要のないほどの事実ではあるけれど、その事実を知っている人間はあまりに少ない。 だってわたしはオタサーの姫だ…

世界から見たらちっぽけな、ありきたりの恋だったのかもしれない。 でもわたしの人生の中では忘れることの出来ない、12歳から始まった抱えきれない恋でした。 大人になったあなたに…