「波」を含む小説

ーこれは私小説であるー 創作意欲が全く沸かなくなった男、波図さとし。 リハビリがてらに日記をつけていく。 若い人にこそ見てもらいたい、反面教師として。そして、こんなんでも大…

心の聲が聞こえる神心　読。 読の日常は、本音と建前の両方が見える生活だった。 そんな中、友人の誘いでフットサルをすることになる。 そこに来ていた、心の聲が聞こえない女性　波下　白…

いつもと変わりない堤防沿いの散歩道。そこで僕は、消波ブロックの上に座り込む、ずぶ濡れの美人と出逢った。 どことなく掴みどころのない彼女と、僕は翌日も会う約束をする。 台風が迫って…

平凡で平和な高校生、奈良陽介の生活に、じわじわと変化の波が近づいてくる。 叔父がくれた怪しげな薬、担任教師の謎の欠勤、クラスメイトの理帆の不自然なマスカラ。 日常は取り戻せなく…

３年前、十谷晶は事故で父を喪った。だがその事故に不信感を抱いた彼は、母の元部下である邪庭乃述加の元へ転がり込む。そこで晶は知ってしまう。この世界には《罪人》と呼ばれる異形の存在が…

2040年、国民の支持を得られないテレビ局が停波させられる「停波法」施行から約20年が経過しようとしていた。 ツイッターで「停波法」施行前にテレビに不満を述べるツイートを見かけた…

BFC2応募作品です。四百字詰め６枚以内。書いているときはとても楽しかったです。

同じ東京に住むのに、君と僕との間には越えられない隔たりがあった。 都会に暮らす彼女と、下町に住む僕は、まるで地上と地方に隔てられたように交わらない。そんな彼女に抱いた想いは、恋に…

量子の世界へ実際に行き、プレイヤーの思いの力で進化を遂げるＡＲゲーム〈ＱｕａｎｔｕｍＷｏｒｌｄ〉。 　全世界で一台ムーブメントを巻き起こし多くの人がこのゲームを楽しんでいた。 　…

僕はハワイに恋をした、 女の子、海、風、波、 そしてハワイのすべてに。

進宙歴５０８年、ゴートを祖とした人類は変革の時を迎えている。その波は、英雄を輩出した惑星ゼムナにも及び、紛争の種は芽吹いて大きく育ちつつあった。 首都ポレオンに住むジェイルとニー…

婚約破棄をした王太子の王子(ワン・シー)は 公爵令嬢の紅(ホン)に古の作法に従い【混厄波気】を受ける事になったのだった・・・

劇団ブルートループに所属する若手俳優・斎波正己。真面目で正義感の強いことで知られていた彼だったが、しかし主演舞台の千秋楽後に共演者に突如暴力を振るい、文字通り表舞台から姿を消すこ…

親愛なる八草くん 私の波形はあなたに届いていますか？ 間違いだらけの一生だったけど、最期までずっと味方でいてくれて嬉しかったよ。 それじゃあ、さよなら。

〝好き〟にも温度があって、二人が同じ温度になることは無い。 高校生の香子は、中庭で孝介に告白されて付き合い始めることになる。 しかし、彼らの温度波はいつもすれ違ってばかりいた。

帝国の皇太子の愛人であり、帝都の夜のうわさの中心にいた高級娼婦コーム・レーメは、当代一の首斬りの名手と称賛される女処刑人コルレッタ・パリストと会うことを希望する。それはあるお願い…

鼻息を砂浜の打っては返す波に、 鼻の穴を恋人に喩えました。

ドルオタたちが高校という青春真っ盛りの時期に、青春しようとするお話。 3分以内に読めます。 更新スピードは2、3日に1回希望。

1929年の世界恐慌は世界中を混乱に陥れた。さらに、ファシズムの台頭により、戦争は避けられないものとなった。そして、1939年、二度目の世界大戦が始まった。枢軸国の進撃の前に連合…