「どこかで」を含む小説

全ては国が能力によって職業を決められ、 国の中心部にはエリートが弱きものはどんどん僻地へと配属されてしまうそんな世界 生まれながらに力無き青年が国の最果ての山小屋へと追いやられ心…

「迷子の迷子のお嬢さん、あなたのおうちはどこですか？」 うっかりそんなことを訊いてしまったばっかりに寅人族「シキ」の家出騒動に巻き込まれてしまった戌人族の警官「サーベラス」。それ…

どこかおかしくて、なんだか奇妙なSS群。1話300字なのでお気軽にどうぞ。その日が「何の日」かに合わせたお題で書いているので、「今日は何の日」か知れてSSも読めてと、一粒で二度お…

母が再婚した。そこから始まる少年、凛空の新しい形の生活。 しかし、この先平穏だと思われていた生活はみるみるうちに破壊され、底なしの闇に葬り去られる。 この闇は一体何処から始まって…

高校生の一年目にして、風のウワサに聞いた三年生の先輩に（良い意味で）目をつけられてしまいました。 何故か気に入られた、原田侑（はらだゆう）こと“ゆん”と、 ゆんを可愛がること…

フリーター・天神 翔(30)は、ある日気絶した。 「さて起きるか……って、あれ、ここ」 そこは絶海の孤島であった。狭かった。 ただ、危険はいっぱいあった。 複雑な地形のこ…

勉強フツウ・運動神経フツウ・顔面フツウ、どこからどう切り取ってもフツーで冴えない高校生、柊ハヤト。 取柄が何もないと友人からも言われているハヤトにとって、唯一フツウではない特技…

歩笑安、かつては堂々たる王女であった。 しかし、宮廷の政変により流浪の民となり、黒幕を追い求めて各地を彷徨い、ついに章州に辿り着いた。 章州の永寧大道は、十年の歳月を費やして…

面白い恋愛歴を持つ人しか入学することが出来ない『私立縁結高校』。 その一風変わった高校から声を掛けられた松田碧(まつだあお)は、自分の恋愛歴が知られていることに困惑しながらも私…

ある日、夕食に買っておいたビックマックが無くなった。リビングに置いていたはずなのに、どこにも見当たらない。家族全員に問いただすが、誰も知らないと言う。 街中のマクドナルドを探し…

高校生、榊原瑞希はいつも自分を 可愛がってくれる先輩 鳴海誠一との緩やかな日常を描くラブコメディ

冬空が寒くなった日、男がアンドロイドと寄り添って眠りあっていた。腐敗が進み、人と呼ぶにはあまりにも酷い状態。 しかし、男はどこか安らかな顔をしていた。傍らには感情を知らないはず…

深い深い雪山、少女は青年を拾った。 亜麻色の空を見に来たという青年を、少女は留め置く。 一緒にいられるのは、三日間だけ。 白銀の世界で、獣の少女と青年は心を交わす。 　　　＊ …

　目が覚めた私はモノが浮かぶ空にいた。私を起こしてくれたのは同じ“実体女子高生”であるナツ。駅舎のような場所は何かに切り取られたようになっていた。色褪せた空き缶が一つ空へと落ちて…

１万歳を超えるハーフ・エルフのニーニャは、お供として随身した須藤瑛三郎 と加賀間麟の二人が見事に魔王を倒し魔王城を難なく手に入れた。 家に帰ると母親が五月蠅い………いや、魔王を倒…

現在までのあらすじ どこにでもいそうな「43歳」はいい加減に疲れていました。 終わらない仕事に嫌な同僚。 慌しい周りの景色。 ずっと「終わりのない時間」も「世界」もないとは…

　秋田県秋田市のとある居酒屋で、ある裏メニューがある。常連客も知らないようなメニューだ。それをひっそりと店のオヤジに告げ、どこからともなく連絡が入れば依頼が成立。天才的狙撃手が依…

「ウクライナの今日は、日本の明日かもしれない。だから今、ここで我々は、この武器の引き金を引くのだ」 全てはある空自ウォッチャーの『気付き』から始まった。 「岐阜基地からあの日の…

死にそこないの体験談

ボーイミーツガール小説のような運命的な出会いに憧れながらもどこかで物語の中でのことだと諦めている蒼山和雄は、高校へ進学してしばらくしたある日文芸部を訪れる。 扉を開いた先にいた…