「戦記」を含む小説

未曾有の世界大戦から約二百年後... 世界大戦が産んだ遺産である、元来の人間から頭脳、肉体の全てにおいて進化を遂げた「新人類」と、未だに社会を掌握している「旧人類」の大戦争が始…

私が連載中の小説『ジパング伝記』の姉妹編です。『ジパング伝記』は「鎖国をしなかった日本」の近現代史を歴史書風に描くものでしたが、『太平洋戦争編』は「小説らしい小説」、登場人物がセ…

彼が見たもの・聞いたこと あるいはそうではないものも 多くを飲み込み歴史を語る

この物語は主人公のラウルたちの村では人間の他人を呪う気持ちから生まれる呪草というものがあり、そしてその呪草を戦争に使おうとしているヴァルスピア帝国が隠している秘密を巡る物語である…

ある村の同時期に特異な能力を持つ少年が二人産まれた。 片や虚空に物を出し入れする能力。 片や魔物と心を交わす能力。 その二つの能力は村人たちを怯えさせ、二人の少年を迫害することに…

-今を持って双国は和平交渉の締結を宣言する- 長きにわたる戦争の終結とともに、兵器として育てられた元戦争孤児アルバトリス。彼女は戦場から帰還できなかった仲間達にある言葉を託され…

…山々が囲い、河川が滴り、草花は生い茂る。 その中心に広がる花畑で作り上げた装飾品は、平民が貴族の心を掴み、奴隷が王族となれる程優れたものだと言われている。 しかし、それは難しか…

26世紀。かつて宇宙進出を成し遂げた文明は退化し、戦乱によって環境が荒廃した地上は突如現れた巨大な変異種が蹂躙。更に人類はコロニーと呼ばれるドーム型シェルター「コロニー」に退避し…

魔法が全てを支配する世界で、少女はただ一つの理屈を信じた。 「魔力がなくても、人は造れる」――そう言って、彼女は鋼の獣を起動させる。 名は《ブラス・ウルフ》。 魔導炉と歯車で動…

コルセットで締め上げられた身体。 偽りの笑顔を貼り付けた舞踏会。 値踏みするような大人たちの視線。 政略結婚の道具として、美しく飾られた鳥かごで生かされるだけの日々に息が詰まる…

2XXX年。 ──それはソロモン諸島近海から現れた。 謎の有機生命体、人々が付けた名称を「カタストローフェ・トイフェル（略：カタストロイ）」。 彼らは神出鬼没に現れては街を破壊…

死後の世界にて、天使たちは人間の負の感情に巣食う悪魔たちが近年増えて来ていることに困っていた。浄化し続けても増殖し続ける悪魔をどう対処しようかを天使たちが作戦を練っていた時、天使…

創作都市〈カクヨムンド〉に転移したのは、かつて「四半期ランキングの覇者」と呼ばれたオッサン作家・小瀬塚仁成朗。 彼を待っていたのは冷酷な現実だった。

　センタグランド国とエネメリア国。 　ふたつの大国の戦争は、センタグランド国大幅有利なかたちで講和交渉に入り、事実上のセンタグランドの勝利となった。 　長年大陸を苛んだ戦争…

今は亡き師から“盗み”の技術を受け継ぎ、素性を隠しながらも“義賊”として活動する青年・リオンは、ある日、盗みに入った大富豪の邸宅にて、館の主が何者かに惨殺されている場面を発見する…

「―お前は、十年以上前からこのイグニス国のために行われていた『天華プロジェクト』っていう兵器研究の、最後の生き残りなんだよ」 淡い恋心を抱いていた相手――シンから伝えられたのは、…

某年12月＊＊日オモテ側には知らされない警備出動が下され　　　特別戦闘隊 怪物 が某所の学校に向かった。 　　　　　　　　彼らもオモテには出せない分隊であった,,,　　　そのころ…

2年B組の教室は、ある日突然、神々の戦場と化した。 ――「お前たちは、この世界の新たな神の候補者である」 空木カイは、何事もそつなくこなす「器用貧乏」な高校生。本物になれない…

　1900年代、日露戦争の英雄達によって帝国陸海軍の教育は大きな変革を遂げた。戦術だけでなく戦略的な視点で、すべては偉大なる皇国の為に、徹底的に敵を叩き潰すための教育が行われた。…