「蛇」を含む小説

戦後の昭和30年代前半。 上総のとある里山で、倉橋あかりは狐の少年 九摩留とともに田の神山の神である加加姫のお世話をしながら穏やかな日々を過ごしていた。 茅葺屋根の素朴な屋敷での…

光明の神が死んだ。 それは全世界へ轟いた訃報であった、皆は嘆き悲しんだ。 運命であった。 太陽と月はいつしか姿を消し、恐ろしい冬の風が吹き出した…。 空から神敵の軍勢が船…

柳田国男の『民俗禁忌語彙』を読んでいて「待てよこの風習知ってる！　じーちゃんばーちゃんから昔っから言われてたやつだ！」となったものがいくつもあったので小説にしました。

静まり返る放課後の教室に、“何か”がいる――。 少女の目に映るのは、幽世（かくりよ）の影。 日々強まる巫者の力。しかし彼女は頑なに怪異を否定する。 拒絶の裏に隠された真実とは………

ウィンダルスの国民は皆生まれた時に、この世界を作ったとされる五神である『獅子』『鷲』『蛇』『山椒魚』『鮫』のうちの一つの神の加護を受ける。 今から100年前に制定された「神位制度…

　――――あなたの婚活、お手伝いします。 　そのありふれた宣伝文句が書かれた求人用紙を片手に、就活数十連敗中の四方路春海（よもじはるみ）は、所属する研究室の教授の勧めでヤタガラ…

蛇場見（じゃばみ）ミチルには夢がなかった。 親に言われるまま指定された高校を出て、親が言う大学を出た。 新卒で入社した会社で心身を壊し退社。 引きこもりになっていたミチルに、叔母…

高校に入学したばかりの姫魂冥衣花（ひめたま めいか）は、入る部活を決めるため、 部活めぐりをしていた。 しかし自分に合った部活はなかなか見つからない。 その日のうちに決めるのを諦…

蛇が登場する夢は吉兆と言われますが、夢診断士の主人公が悪夢について詳しく聞くと･･･ 1000文字以下のすぐ読み終える、1話完結の短編ホラーです。 ん？　これホラーでいいんです…

これで血抜きは完了。次に、羽をむしり、蛇部分の皮を剥いでいく。バジリスクは普通の鶏よりも皮が厚く、特に蛇の部分は鱗が硬くて処理に手間取るが、思ったよりはスムーズに進む。 肉にな…

シリアスなタイトルなのに全然シリアスじゃないです！恋愛描写もほとんど無いです！ むしろコメディー でも笑えないかも… 　 生まれながらに全身に蛇の鱗があり、気味悪く思った人々か…

地上に落とされた仙人・奚宣に弟子入りした妖蛇の素白は、ある日旧知の妖獣に修行で身に付けた仙気を奪われてしまう。仙気奪還のために妖族の市に乗り込んだ素白は、思わぬ師の姿を見てしまい…

2025年の元旦。 引きこもりの男は、初詣に行くことにした。 しかし外の世界は、心の闇を増幅させるには十分過ぎた。 道中にて倒れ込む男。 他者からの助けなど無い。 男の心は深淵に…

　小学生の桜坂佳乃(おうさか よしの)の住む街には、危険なものがいっぱい！ 　高速ダッシュで獲物を捕まえて卵を産み付けるゴキブリ人間、近付く人間に大ケガを負わせる暴れツチノコに…

弟子が話した昔話から政治の秘訣を語る西浦先生。

収集業に就く者が仕事の基準とするあだ名や目印、その中でも特に変わった名前を持つ場所を訪れた体験者が出遭う怪異とは…？　

　ありま氷炎さま主催「第十回春節企画　2025年1月29日のみ開催」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093092027026175 に…

神代の時代から、人は守り神と共に生きてきた。人は守り神を信仰し、奉ることで様々な加護を得る。守り神は人々の信仰を糧とし、代わりに富や名声、時には人ならざる能力までも与えてくれた……

ありま氷炎さまの第十回春節企画に参加しています。 お題は「蛇」を物語のどこかに使う。 エリスは魔法学校に入学し、契約獣の白蛇と出会った。 しかし、蛇が苦手なエリスは恐怖に震える…