「歴史伝奇」を含む小説

破戒無慚──仏の戒律を破りながら良心に恥じぬこと。 その言葉にちなみつけられた流浪の僧、名を無慚。行雲流水のごとく行脚する先々で起こる奇怪な事象に、奇妙な力をもった無慚が挑む噺。…

「彼女」こそ、日本史史上というか、日本のフィクション史上最強の「猫の手を借りた結果」じゃないかと思います。 　

宮崎県内にてテレビ放映(全国にて配信)中の特撮ご当地ヒーロー番組「日神ジャスティオージ」。 その物語が産声を上げるまでの軌跡。 本編で活躍したキャラクターたちの記憶。大善が、石上…

陰陽師・安倍泰成の依頼で御所を襲う物の怪を討伐することになった源頼政。 が、話を聞くとその物の怪・鵺の噂を流したのは陰陽師自身だという。 「噂となれば、それはいずれ実態を得る。…

江戸幕府二代将軍、徳川秀忠の治世下にタイムスリップしてしまった少年、黒須透夜。 彼の周りで巻き起こる数々の事件。その陰には人々と妖の知られざる物語があった。 歴史の裏側を知りゆく…

後漢末期、世情、人心は乱れ、妖魔や妖怪の類を招いていた。 司徒に就く王允は後世の悪評を恐れ、朝廷を牛耳る董卓を除くべく、妓女で愛妾でもある貂蝉を使って徐栄の籠絡を図り、反董卓連合…

戦犯として囚われていた渡辺学はGHQのアン・モンゴメリーから解放されるには占領軍をなやます悪魔を討つことだと聞かされる。 渡辺学は彼女の頼みにより、その依頼をうけることになる。

斉の釣り名人張起は西方の渭水に釣りをする仙人の噂を聞くも、あり得ない嘘と一蹴する。 その日の夜、彼は夢でその仙人と出会い……。 ※注意※ 特にオチのない名人伝風小話です。 表現…

歴史・時代・伝奇週間ランキングの7位獲得！ 歴史好きなら誰も考えたことのある「IFルートをたどった世界」 もしも大日本帝国が大東亜共栄圏を達成したら？ソ連が崩壊せずアメリカが…

　実在した戦国武将にして弓の達人・大島光義の物語です。 　なお、本作は大変に漢成分が濃厚に含まれております。萌えをお求めの方はご遠慮ください。 　また、作者は薬物乱用に断固反対の…

物語の舞台は、後漢末期。 宮廷を牛耳る曹操は、亡き呂布の妾・貂蝉を客将の劉備に与える。美女を使って劉備と義弟の関羽・張飛の仲を裂くことが目的だった。 貂蝉は色香で張飛を惑わせ、三…

これより綴るは江戸後期の読本作者、櫃士屋 骸吉(ひつしや がいきち)の聞き集めし怪談である。生者の陰には亡者あり。江戸の裏に見える穢土の有様、お楽しみあれ。

　第二次世界大戦直後の日本を舞台に、吸血鬼の根源を探る二人の医師。 　目覚めた真祖を相手取り、深く静かな知能戦が繰り広げられる。 　二千年に渡り継続された暗闘の歴史に、終止符が打…

遥か昔、将軍はモノノケに敗れ多くの人々が苦しめられていた。 　しかしある時、瀬織津姫が現れる。彼女は「姫」の力を用いる事で異常な力を行使でき、各地を納めるモノノケを討伐し回った。…

昭和初期の帝都、東京。不思議な白狐に出会った幸徳井保重は奇妙な妖怪騒動に巻き込まれることになる。狐と人間が織り成す伝奇物語。

文を届ければどこまでも 続く伝文 電信柱 連なったそれを 人は何と呼ぶ？

仙人や妖怪が跋扈する時代の中国 機械兵士こと絡繰兵の戦乱を経たいま－－ 見た目は少女、中身と実力は老師の”京”(ケイ)は、人里離れた道場から、久々の買い出しに山を下りる。 そ…

月代夏(つきがわり なつ)は、“普通”だった。 その日も、変わらない日常を過ごしていたはずだったのに──そんな“普通”を呆気なく壊したのは、天から降りてきた異な者だった。 自…

元陰陽師の若干十六歳の少年、誠（まこと）は陰陽師としての術を全て剥奪され、復讐心から鬼に憑かれ、その力を行使し、対魔師として奈良の龍泉寺に身を寄せていた。 東京ではその鬼に悩…