概要
関雲長 月下に美女貂蝉を斬る
物語の舞台は、後漢末期。
宮廷を牛耳る曹操は、亡き呂布の妾・貂蝉を客将の劉備に与える。美女を使って劉備と義弟の関羽・張飛の仲を裂くことが目的だった。
貂蝉は色香で張飛を惑わせ、三兄弟の間に不穏な空気が流れ始める。
関羽は彼女がただの人間ではないことを見抜くが……。
三国志の史実と民間伝承が交錯する歴史伝奇小説を刮目せよ!!
宮廷を牛耳る曹操は、亡き呂布の妾・貂蝉を客将の劉備に与える。美女を使って劉備と義弟の関羽・張飛の仲を裂くことが目的だった。
貂蝉は色香で張飛を惑わせ、三兄弟の間に不穏な空気が流れ始める。
関羽は彼女がただの人間ではないことを見抜くが……。
三国志の史実と民間伝承が交錯する歴史伝奇小説を刮目せよ!!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これぞ三国一の小説なり!
三国志の劉備、関羽、張飛を主人公にした短編小説です。三国志の全体の流れを知っているとどの時点の話か分かるのですが、知らない人はなんか呂布が倒されて曹操と劉備たちが一緒にいるときくらいの認識でいいと思います。
絶世の美女として知られる貂蝉が劉備たち三兄弟の仲を切り裂こうというお話なのですが、もちろんこれには裏があります。それが短編という形式でうまくまとまった作品でしょう。さすがは歴史・時代小説を得意とする作家なだけあり、文献にまとめられている伝説などをうまく小説にまとめていました。
三国志が好きな人も、これから三国志を好きになる人もぜひとも手始めに読んでいただきたい一作です!