「掌編 夫婦」を含む小説

2016年に熊本応援一次創作文章アンソロジー『みどり芽吹く』に寄稿した書き下ろしショートショート。テーマが広義の「みどり」でしたのでピリッと皮肉を利かせてみました。

義父の介助のために、妻は実家へ戻っている。 最初は久しぶりの一人身の生活を楽しんでいたけれど、長くなるにつれて違和感を感じるようになっていた。 妻が戻るまで、いつもはやらないこ…

　部屋を片付けていて、ふと見つけた風呂桶に若かった昔を思い出す。 　私は懐かしさに浸っていた。 　妻がかけた言葉で、昔を思い出させるのはモノでなくてもいいと感じたひととき。 　

この作品は、 「第3回 匿名短編コンテスト・パートナー編」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889074323 に出品した作品です。 結果…

――私たち夫婦には、いつつのルールがあります。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』 お題 『ルール』 …

「もしも」シリーズ。イメージは世にも●●な物語。 もしも全ての夫婦が強制的に離婚させられる法律があったら。 悲しい夫婦の物語……と思いきや？ 短編、すぐ読めます。

受付事務員のレイコとタエコ。食器洗浄機が欲しいのも、夕食の支度をしたのも、お風呂から出たのも全く同じ。でも、天と地ほど幸せ感が違うのはなぜ？

ほぼ毎日、夢を見ている。 顔の知らない友達と遊んだり 魔法学校の生徒だったり 夫婦で商店街を歩いていたり すべて私の脳が記憶を拾って集めて作ったもの。 万華鏡のように一瞬だけ象…

夫婦の会話、その数分と、その終わり。

とある小さな村の老夫婦が授かった、不思議な一人娘の行く末は――。 年始のごあいさつ代わりに掌編です。 お正月なので明るめなお話をあげてみました。千字ほどです。さらりとお読みくだ…

２０００文字くらいなので、サクッと読み終わります。多分。

自主企画『夏だよ　一つのプロットで文体見せ合いっこ！』の参加作品です。 企画ページは、こちら↓ https://kakuyomu.jp/user_events/117735405…

自主企画：夏だよ　一つのプロットで文体見せ合いっこ！（https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054883650512） への参加作品です。

むかしむかし、ある王国に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。 二人はささいなきっかけから喧嘩をすることになったのですが……。 （＊「カクヨム」と「小説家になろう」で公開して…

泣けば亡くなった者が蘇る世界で、女は夫のために一人、涙を流す。 彼女の涙は奇跡を起こし、周囲の人間は彼女のために動き出す。

三度目の結婚記念日を迎えたとある夫婦。夫は妻へ、ネックレスをプレゼントする。

　その老人ホームへ行けば、たちまち体は若返り、衣食に悩むことなく幸福な余生を過ごせるという。 　必要なのは莫大な入居料。あるいは、入札で勝ち抜くだけの「運」。 　いま最後の安らぎ…