「夏 妖怪」を含む小説

夏の昼下がり、異様な風体の黒づくめ同士が出会う。片方は彼方と此方の世を往き来する表情の乏しい迷子の死神。片方は暇を持て余し散歩を日課とする喋りすぎな吸血鬼。 理の調整者と自らを…

真夏の海水浴場は、俺を欲情させる女が大勢いる。 今回も獲物をゲット。 一夜を楽しむ事にするか。 その男の末路は、・・・・。 男性諸君、迂闊に女の人を誘っては、酷い目に遭いま…

【2024年5月4日更新無期限停止】 変身ヒロインや魔法少女に人生を狂わされた心当たりがある方へ捧ぐ、なんてことないありふれた少女たちのキセキ。 もうすぐ中学2年生となる風見穂…

中学三年の夏、榎野継(えのきのつなぎ)は寝台列車に乗って島根に向かっていた。目的は島根にいると言う祖母に会い、幼い頃に死んだ母の話を聞くことだった。 しかし母が残したノートには「…

『夏の音声AR肝試しコンテンツ』 夏休み祖父母のいる境港に帰省した小学４年生の少年に、失くしたスマホを一緒に探してほしいと男の子が声をかけ、共に行動していくと様々な怪奇現象に遭遇…

ある夏の日。『私』のスマホが奇天烈な音声を流し始めた。 「ボクはジンベー様！　きみにはデスゲームに参加してもらうよ！」 妖怪と名乗るその声は人質を取り『私』に挑戦をしてきたのだっ…

秋田にあるどこかの雪山で吹雪の中、道に迷った「私」。 古民家を見つけて避難させてもらうが、その家に住む富貴子さんという美女を勝手に「雪女」だと想定し、「雪女」の生態を調べようと彼…

「お前じゃあなぁ」「ごめんよぉ私でぇ」 俺と彼女は幼馴染だ。みんな付き合ってると思ってるけど実は付き合っていない。 しかしそんな俺たち二人は俺の爺ちゃんの家に遊びに行くことになっ…

大学二回生になった私は『二十歳の夏の約束』を思い出し帰省する。 けれど約束の相手は入院していると聞かされる。 日本の田舎の情景と少し不思議な雰囲気物語。 （方言は茨城弁をベース…

夏生の祖母の家には妖怪がいる。 名前は椿。さらさらの黒髪、ぱっちりした目、つやつやした赤い唇の美少女だ。 高校三年の夏。夏生は彼女に会う為に、片道三時間の距離をバイクで走る。 …

友人との宅飲みの最中、小学生時代にどんな夏休みを過ごしたかという思い出話に花が咲いた。 最初は宿題がどうとか普通の話題だったが、その内に友人は「クモ女に出会った」という奇妙な話を…

　ごく普通の高校生・江口克実は、夏休みの期間だけ近所の大学の民俗学の教授・黒澤の元でアルバイトをすることになった。 　黒澤は大学の資料室棟に住み込み、その怪しい風貌から『怪人』…

中学3年生の奏は、田舎に住むごく普通の少年。ある時不思議な雨に導かれて狐の住む森に迷い込む。その先で再会したのは、10年前に別れた可愛い幼馴染の双樹だった。 双樹は都会に引っ越し…

中学生の夏。 突如として消えた少女は、私の中に小さなしこりを残していった。 そのしこりを取り除く為に、彼女を探し続けた私にもたらされたタイムスリップという転機。 時期は、少女が消…

私、錦結衣は、学校には友達のいない、所謂ボッチ。 その理由は、私には妖怪が見えるから。 昔、妖怪が見えると騒いだせいで、学校のみんなからは変なやつ扱いされ、見事に孤立してしまい…

戦国時代。 戦が起き、神話が薄れゆく混沌の時世に生きた、二人の子供がいた。 山人の子ケンと、村長の子ニトウ。 村を飛び出した二人の、行く末を描いた伝記風短編。

※近況ノートを使った表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818792437213274935 　もとは「雨よ…

　鳥尾巻様「お題企画【瓶の中の手記】5000文字以内の短編」および 　夢咲ラヰカ様「【人外至上主義者】人外♀が出てくる小説」参加作品です。 　海辺を歩いていた妖怪の少女が見つけ…